2021-01-01から1年間の記事一覧
過酸化水素とは 過酸化水素とは強い滅菌効果をもつ物質であり、その溶液は、ひと昔前に皆さんの家庭にも常備薬として置かれている「オキシドール」という名前で傷口の消毒に使われていました。これは、理科の実験で、レバーにかけると酸素が発生する液体の正…
グリシンとは グリシンとは、アミノ酸の一つであり、私たちの体内で合成できる物質です。グリシンは、従来から睡眠改善に役立つとされており、その前そのままのサプリも販売されています。また、食べ物から摂取することもでき、エビやホタテ、牛スジや鶏の軟…
アスパラギン酸とは アスパラギン酸とは、体内にあるアスパラギン酸アミノフェラーゼという酵素によって生成されるアミノ酸のことです。体内で作り出すこともできるので、非必須アミノ酸です。このアスパラギン酸にアンモニア、アデノイド三リン酸にアスパラ…
酒精とは 酒精は「しゅせい」と読み、発酵アルコールのことです。成分は醸造用のエチルアルコールと同じで、食品添加物に指定されています。 アルコールの種類 アルコールには食用に使用できる発酵アルコールと工業用に使用する合成アルコールに分類されます…
臭素酸カリウムとは 臭素酸カリウムは昭和28年3月25日に認可された食品添加物です。使用基準は小麦粉1kgに対し0.030g(30ppm)以下となります。 パン生地改良剤(製パン改良剤)あるいは小麦粉処理剤と呼ばれる食品添加物です。パンを焼く時の生地に臭素…
イーストフードとは イーストフードとは、食品添加物の一つで、生地改良剤と呼ばれることもあります。パンは小麦粉を発酵させて作りますが、その際、イーストフードを入れるとイースト菌(パン酵母)が活発になり、短時間で大量のパンを作ることができます。…
タマリンドガムとは タマリンドとは、マメ科ジャケツイバラ亜科タマリンド属の常緑高木です。別名をチョウセンモダマといい、主に熱帯地域では果実が食用として利用されています。日本でも、ウスターソースなどの調味料にもちいられています。 増粘剤や着色…
カルボキシメチルセルロース(CMC)とは カルボキシメチルセルロース(CMC)とは、紙を作るときの原料(パルプ)に化学薬品を混ぜて抽出される水溶性の高分子で、粘性や安定性、保護コロイド性、吸湿性などがあるのが特徴です。また、焼却により処分でき環境…
ポリリジンとは ポリリジンとは、放線菌という微生物を発酵させることで製造される物質です。これは、1970年代に大阪府立大学の酒井教授が確立したとされています。 ポリリジンは吸湿性が強く、淡黄色の粉末で、わずかに苦味をあると言われています。ポリリ…
炭酸カルシウムとは 炭酸カルシウムは英語でcalcium carbonate、化学式CaCO₃で表されるカルシウムの炭酸塩です。 石灰岩や大理石の主成分で貝殻やサンゴ、鶏卵の殻の主要な構成成分です。チョークや研磨剤として消しゴムや歯みがき粉、直接肌に触れる化粧品…
ゼラチンとは 柔らかくプルンとした食感が特徴的なゼラチンは、粉状のものと板状のものがあります。粉ゼラチンは好きな分量を使うことができ、ふやかす手間もかからないのでスピーディーにそしてむらなくとかすことができます。また板ゼラチンは1枚当たりの…
ミョウバンとは ミョウバンとは、硫酸カリウムアルミニウムのことで主に食品添加物などとして広く使用されています。普通のお店でも売っていますし消臭剤として活用されてる方もいると思います。 ミョウバンは水への溶解度を示す実験で用いられることがあり…
メタリン酸ナトリウムとは メタリン酸ナトリウムの持つ緩衝剤(かんしょうざい)としての効果で、ガムや歯磨き粉に使用されています。緩衝剤として使用することで歯と汚れの原因物質がくっつくのを抑える働きが期待されています。 歯科もで歯のホワイトニン…
かんすいとは かんすいとは、ラーメンの麺を作るときにもちいられる食品添加物です。食品添加物としての主要な用途は品質改良剤で、小麦粉に添加して小麦粉の品質を改良するために使用されます。 かんすいはラーメンに欠かせないもの かんすいを加えることで…
ナイシンとは ナイシンとは、乳酸菌の発酵によって生成される、ペプチド性の抗生物質のことを言います。ちなみにペプチドとは、アミノ酸が結合した物質のことを言います。最近では血圧高めの方にという名目での商品が多く出ています。 ナイシンは構造が複雑…
プロピレングリコールとは プロピレングリコールとは、保湿剤や乳化剤として使用されることの多い有機化合物の一つで、少し粘性があり、水や精油、樹脂などに溶けることからいろいろな溶剤として用いられることの多いアルコールです。 インクなどの溶剤や洗…
ナタマイシンとは ナタマイシンとは抗真菌性物質であり、別名でピマリシンとも呼ばれている添加物です。 放線菌という微生物が元になっており、医薬品としての用途もある抗生物質でありながら、耐性菌などの恐れの少ないものとされているため、食品添加物と…
グリセリンとは グリセリンとは三価のアルコールのことで、グリセリンが脂肪酸とエステルを形成したものがグリセリン脂肪酸エステルで、別名油脂と呼ばれています。 一口にグリセリン脂肪酸エステルといっても、様々なものがあり、例えば高級脂肪酸と呼ばれ…
安息香酸ナトリウムとは 安息香酸ナトリウム(略して安息香酸Na、英語ではSodium benzoate)は、安息香酸(英語ではBenzoic asid)にナトリウムを結合させたもので、エゴノキ科アンソクコウウキの樹脂に成分が含まれていますが、現在は化学物質で合成されて…
カゼインとは 豆乳ににがりを加えると固まり豆腐になります、同じように牛乳に酸を加えて固まるのがカゼインなんです。なんとなく耳にしてるようで知らないガゼインは、危険な食品添加物のように感じられますが通常食品として扱われているものなんです。 カ…
キサンタンガムとは トウモロコシなどのデンプン(コーンスターチ)を、キサントモナスという細菌を使い発酵させることによって作られる、天然の高分子多糖類です。成分は、グルコース、マンノース、グルクロン酸などの3種類の糖類からできていて、粘性があ…
デキストリンとは デキストリンとは、じゃがいもやトウモロコシのでんぷんが元になった物質です。通常、でんぷんとは、ブドウ糖が鎖状に結びついた状態です。ブドウ糖が結びつけばでんぷんとなり、でんぷんがバラバラに分解されればブドウ糖となるわけです。…
塩化 カルシウムとは 塩化カルシウムとは、英語ではcalcium chlorideと表記され、化学式CaCl2で示される塩素とカルシウムが結合した化合物です。吸湿性があり溶液が低温でも凍結しない特性があるため、主な用途として日本では冬の積雪や凍結に備え、道路の各…
二酸化硫黄とは 二酸化硫黄は、刺激臭のある無色の気体で、別名で亜硫酸ガスとも呼ばれています。車の排気ガスや工業活動、また火山活動のような自然界でも発生するものです。 二酸化硫黄は酸性雨や公害の原因にもなる毒性の強い物質で、昔の日本で有名な公…
グアーガムとは グアーガムは、マメ科グアーの胚乳部から得られる水溶性の食物繊維です。グアーは、インドやパキスタンなどで栽培され主成分はガラクトマンナンです。食品添加物の他に、化粧品や洗浄剤などの用途もあります。そして、グアーガムの成分を利用…
アガーとは 果物が入っている透明のゼリーは、綺麗で口に入れるとツルンとした食感が美味しいです。アガーと似たゼラチンも寒天もゼリーやプリンを固める凝固剤ですが、同様にツルンとした食感のデザートの凝固剤として利用されます。アガーを使ったものの仕…
アルギン酸ナトリウムとは アルギン酸は水やアルコールに溶けませんが、アルギン酸ナトリウムは冷水、熱水ともによく溶け、また気になる匂いもしないため料理に使用しとろみをつけることが出来るんです。 しかしこれは、家庭料理で使われるのでなく一般的な…
アラビアガムとは アラビアガムとは、マメ科アラビアゴムノキ、またはそれと同属の植物の分泌液を乾燥させて得たものです。アラビノガラクタンという多糖類を主成分とする食物繊維で、別名をアカシアと言います。日本でもアカシアの木は植生がありますが、こ…
デンプンとは デンプンは、植物の葉緑体において光合成が行われることで生成され、種子や茎、根などに貯蔵されています。デンプンは、白色の粉末状をしており、水に溶かしきることは困難です。ただ、水にデンプンを加えて加熱するとだんだんと液質がゲル状に…
ペクチンとは ペクチンとは、食物繊維(特殊な多糖類)の一つです。ペクチンはリンゴジュースを製造する際に出る絞り粕や柑橘類の皮などから抽出される天然の食品添加物なんです。またペクチンは2種類あり水溶性のものと不溶性があり、水溶性は熟した果実か…