免疫力アップ 舞茸茶(まいたけちゃ)
名前の由来
舞茸の名前の由来には、2つの説があり、ひとつめは、山の中で舞茸が生えている姿が、まるで蝶々が舞っているように見えることから名付けられたというものともうひとつは、舞茸はとても美味しく、見つけたひとが喜んで踊りだすということから名付けられたという説があります。
まいたけ(舞茸)に含まれる栄養素
様々な健康効果がある言われています。古くから漢方薬として用いられ、現在では健康食品やサプリメントにも利用されているまいたけ(舞茸)。中でもガンに対する効果が注目され、医学的な研究・開発が進んでいます。
ガン患者3,000人(アメリカ人)が、まいたけ(舞茸)を食べた結果、特に進行の遅いガン(乳ガン、子宮ガン、卵巣ガン)などに高い効果が得られと言われています。
舞茸の免疫システム増強作用。
ガン対策には手術療法、放射線療法、化学療法(抗がん剤マイトマイシンCなど)、免疫療法があります。免疫療法は、人間の持つ自然治癒力を高める副作用の少ない治療法で、この免疫療法でまいたけ(舞茸)が注目を浴びています。
ちなみに、生まれつき体に備わっている免疫力は、30歳でピークに達し、以降は加齢やストレス、栄養バランスの乱れから低下して行くそうです。
まいたけ(舞茸)に多く含まれている食物繊維の一種「B-グルカン」は、免疫力を活性化する物質。これにより、ガン以外にも日本とアメリカでは抗HIV作用も確認されています。
◎血圧・血糖降下作用
まいたけ(舞茸)を含むサルノコシカケ科の茸には、昔から血圧・血糖を下げる効果があり、高血圧、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞などの生活習慣病の予防に役立つとされています。
◎まいたけ(舞茸)に含まれる主な栄養素
まいたけ(舞茸)にはタンパク質、ビタミン類、食物繊維などの体に必要な栄養が豊富に含まれています。
さらに、まいたけ(舞茸)に多く含まれるエルゴステロールは、カルシウムの吸収を助け、骨や筋肉を丈夫してくれる成分です。
※100gあたりに含まれる値(五訂増補日本食品標準成分表より)
低カロリー
舞茸は、とにかくカロリーが低く、100グラムで16キロカロリーです。もちろん天ぷらなど料理次第ではカロリーが上がってしまいますが、舞茸は食感が良いので、どんな料理にも合いやすく、低カロリーのレシピも豊富にあります。
食べ応えがある
舞茸は食感がよく、食べ応えがあります。ダイエットしていても物足りなさを感じずに済む食材ではないでしょうか。さらに舞茸には豊富な食物繊維が含まれています。食物繊維は体内で水分を吸収する性質を持っているので、少し食べると満腹感が得られます。また、食物繊維は消化されにくいので長時間、空腹をあまり感じずに済みます。
優れた栄養価
舞茸には、とても多くの栄養成分が含まれています。なかには、ほかのキノコ類にはない舞茸特有の栄養成分もあり、それら栄養成分は、すべて美容や健康によいものばかりです。では、舞茸の栄養成分と効果効能について詳しく見ていきましょう。
舞茸の効用
食物繊維β-グルカン
舞茸には、βーグルカンという食物繊維が含まれています。β‐グルカンには、不溶性β‐グルカンと水溶性β‐グルカンがあるのですが、このうち舞茸に含まれているのは、不溶性β‐グルカンです。不溶性β‐グルカンは、体内で腸の働きをサポートしてくれます。腸内環境を整えデトックス効果が期待されるので、ダイエットや美容にも最適な栄養素です。
ナイアシン
舞茸には、ナイアシンが豊富に含まれています。ナイアシンはキノコ類に多く含まれる栄養素ですが、キノコ類のなかでも、舞茸のナイアシン含有量はトップクラスです。ナイアシンは、たんぱく質や脂質、炭水化物の代謝をサポートする栄養素なので、ダイエット中に積極的に摂取したい栄養素です。また、ナイアシンは、皮膚や粘膜を美しく保つ効果にも優れ、肌荒れを予防し美肌をもたらす栄養成分です。さらに、ナイアシンには、アルコール代謝をサポートする効果もあり、飲み過ぎたあとなどに舞茸を摂取するとよいそうです。飲み過ぎたと思ったら、舞茸の乾燥粉末のお茶を飲んでおいてもいいですね。
エルゴステロール
舞茸には、エルゴステロールが含まれています。最近の研究によると、エルゴステロールには、腫瘍の成長を抑制する働きによりガンの抑制効果があるそうです。エルゴステロールは、太陽の光を浴びることでビタミンDに変化する栄養素です。ビタミンDは、カルシウム代謝をサポートすることにより、体内で骨や歯を作る助けとなります。ビタミンDが不足すると、乳幼児ではくる病、高齢者では骨粗しょう症のリスクが上がります。また、ビタミンDは、筋肉の収縮、神経の伝達、血中カルシウム濃度の調整など、私たち人間にとって必要不可欠な働きをしてくれる物質です。
酵素エンドペプチダーゼ
舞茸には、酵素エンドペプチダーゼが含まれています。酵素エンドペプチダーゼは、お肉をやわらかくする作用があります。たとえばお料理の際に、牛肉にちぎった舞茸をまぶして数時間保存しておくと、お肉がやわらかく食べやすくなるそうです。
MD-フラクション
舞茸には、MD‐フラクションが含まれています。MD‐フラクションは、舞茸にのみ含まれる舞茸特有の栄養素です。MD‐フラクションは、ナチュラルキラー細胞を活性化させ、免疫力を高める効果を持っています。がん細胞の転移を抑制する効果もあるそうです。
キノコキトサン
舞茸には、キノコキトサンが含まれています。キノコキトサンとは、キノコにのみ含まれる成分で、体内の中性脂肪を減少させるとともに、脂肪の吸収を妨げる効果を持っています。キノコキトサンは、動脈硬化など生活習慣病によい栄養成分です。
MX‐フラクション
舞茸には、MX‐フラクションが含まれています。MX‐フラクションには、体内のコレステロールや脂肪を分解する働きがあり、太りにくい体質へとサポートしてくれます。また、基礎代謝をアップさせる作用もあるので、血流が促進され老廃物の排出がスムーズになります。MX‐フラクションは、ダイエットにとてもよい栄養成分と言えるでしょう。
ナイアシン
舞茸には、ナイアシンが豊富に含まれています。ナイアシンは、体内の脂質や糖質をエネルギーに変える酵素の働きをサポートします。ダイエットサポートサプリにもよく使われている成分です。
ビタミンB
舞茸には、ビタミンB類がたくさん含まれています。まず、ビタミンB1は、体内の糖質の代謝を促進し、疲労回復に役立つ栄養素です。またイライラ解消や集中力アップといった効能もあります。ビタミンB2は、炭水化物やたんぱく質、脂質の代謝を促進する作用を持つ栄養素です。また、皮膚や粘膜を美しく保つ作用にも優れているので、美肌に必要不可欠です。とくにダイエット中には、肌荒れになることがあるので、ビタミンB類を積極的に摂取するとよいいです。
舞茸茶の作り方
市販の舞茸を使えば、自宅で手軽に舞茸茶を作ることもできます。
ここでは、舞茸茶の作り方を紹介します。
【材料】
・舞茸
・干し野菜ネット
・ミキサーorすり鉢【作り方の手順】
①舞茸を細かく切り、干し野菜ネットに入れます。
②ベランダなどの日当たり、風通しの良いところで2〜5日ほど乾燥させたら、ミキサーやすり鉢などで細かく粉末状にします。
③粉末状にしたものを、市販のティーバッグに入れてお湯を注げば、舞茸茶の完成です!
まとめ
舞茸は、食べてその効果を得るのが一般的でお茶として飲むのは味的にもどうかと。しかし毎日気軽にその効用を得る為にお茶にするのもありかもしれませんね。
この味の食べ物も好きな方も多いのでは 抹茶(まっちゃ)
抹茶の栄養素
『抹茶』に含まれる栄養素は、タンパク質、炭水化物(食物繊維)、脂質、ビタミン、ミネラル。
そして、茶カテキンなどのお茶のポリフェノールや、アミノ酸のテアニン、カフェイン、サポニンなど色々な成分が豊富に含まれています。
ビタミンでは、βカロチン(ビタミンA)、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB1、B2、B6、ナイアシン、葉酸、ビタミンC。
ミネラルでは、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシム、リン、鉄、亜鉛、銅が含まれています。
比率は、タンパク質が約25%、炭水化物が約50%、お茶のポリフェノールは約15%です。
抹茶は茶葉の栄養素をまるごと摂取できる
『抹茶』は煎茶や玉露と同じチャノキの葉からなる緑茶の一つ、茶葉(碾茶)を石臼でひいて粉にしたものです。
煎茶や玉露は茶葉をお湯やお水で淹れた抽出液を飲みますが、抹茶は粉にした茶葉をまるごと摂取するため、茶葉に含まれている栄養素をすべて取り入れることができます。
そのため、抹茶はお茶のもつ効果、効能もより効果的に取り入れることができます。
<抹茶と煎茶の成分比較>
抹茶1杯(抹茶2g相当) | 煎茶1杯(100ml) | |
---|---|---|
エネルギー | 6.4kcal | 2kcal |
ナトリウム | 0.12mg | 3mg |
カリウム | 54mg | 27mg |
カルシウム | 8.4mg | 3mg |
マグネシウム | 4.6mg | 2mg |
リン | 7mg | 2mg |
鉄 | 0.34mg | 0.2mg |
亜鉛 | 0.126mg | Trmg |
銅 | 0.012mg | 0.01 mg |
β−カロテン当量 | 580μg | 0μg |
ビタミンE(トコフェロールα) | 0.562mg | 0 |
ビタミンK | 58μg | 0 |
ビタミンB1 | 0.012mg | 0 |
ビタミンB2 | 0.027mg | 0.05mg |
ナイアシン | 0.08mg | 0.2mg |
ビタミンB6 | 0.0192mg | 0.01mg |
葉酸 | 24μg | 16μg |
ビタミンC | 1.2mg | 6mg |
飽和脂肪酸 | 0.0136g | – |
一価不飽和脂肪酸 | 0.0068g | – |
多価不飽和脂肪酸 | 0.043g | – |
水溶性食物繊維 | 0.132g | – |
不溶性食物繊維 | 0.638g | – |
抹茶の効能
アンチエンジング(老化防止)
抹茶には、お茶のポリフェノールである『茶カテキン』が豊富に含まれています。カテキン(エピガロカテキンがレート)には高い抗酸化作用があり、老化の原因となる活性酸素を除去する働きがあるため、動脈硬化などアンチエイジングが期待できます。
また、抹茶には、強い抗酸化作用をもつビタミン『ビタミンE』も豊富に含まれています。
免疫力を整える
ストレスなどで免疫力が低下すると、風邪なども引きやすくなります。
抹茶に含まれる『茶カテキン(エピガロカテキン)』には、カラダの免疫細胞マクロファージを活性化させる働きがあることがわかっています。マクロファージは体内に入り込んだ細菌などを取り除く役割をもつ細胞、マクロファージの活性化は免疫力を高めることにつながります。
リラックス効果、ストレス軽減
緑茶の旨味成分でアミノ酸のひとつ『テアニン』。
抹茶にはこのお茶特有の成分であるテアニンが豊富に含まれています。テアニンには気分をリラックスする働きや、睡眠の質を高める働きがあります。
最近では、リラックスや睡眠のサプリメントとしてもテアニンは話題になっています。
また、テアニンには、お茶に含まれるカフェインの強い働きを緩やかにする働きもあります。
風邪予防、インフルエンザ予防
医師が日頃実践している風邪予防『こまめにお茶を飲み、口の中や喉についた風邪菌を洗い流す』。が話題となりましたが、緑茶カテキン自体に抗ウィルス作用があり、インフルエンザの感染予防に効果があることが、静岡大学と伊藤園の研究で確認されています。
美肌効果
抹茶には色々なビタミンが豊富に含まれていますが、コラーゲン生成を助ける『ビタミンC』、肌のトラブルを防ぐ『ビタミンB群』が含まれているので、美肌にもいいとされています。
体脂肪対策
茶カテキンを含有するトクホのペット緑茶でもおなじみですが、抹茶に含まれる『茶カテキン』には、食事の脂肪の吸収を抑えたり、体脂肪の燃焼を助ける働きがあります。
便秘の解消、予防
抹茶には、便秘の解消や予防が期待できる水に溶けにくい「不溶性食物繊維」が30%程度含まれています。また、糖の吸収を遅らせる働きが期待できる水に溶けやすい「水溶性食物繊維」も6%程度含まれています。
認知症予防
『緑茶を毎日飲むことで、認知機能が低下するリスクが減少する』といった、緑茶に含まれるカテキンの働きによる認知症予防の効果について、東北大学や金沢大学の研究結果が発表されています。
集中力を高める
抹茶に含まれる『カフェイン』には、覚醒作用があるため、眠気を覚ましたり集中力を高める効果があります。
抹茶のリラックス成分『テアニン』がカフェインの強い働きを緩和し適度に作用するのも抹茶のカフェインの特徴です。
口臭予防
口臭予防というと、フラボノイドが使用されているガムがありますが、茶カテキンもフラボノイド(植物のポリフェノール)の一つ。
抹茶に含まれる茶カテキンには、消臭効果や殺菌効果があり、食後に抹茶を飲むことで口臭予防の効果が期待できます。
また、抹茶には歯を強くすることで知られているフッ素も含まれているので、食後の飲み物としてとても適しています。
緑茶1日◎杯で◎◎の効果
近年の健康ブームに後押しされて世界的に注目されている緑茶。がん、脳梗塞、糖尿病をはじめとする重篤な病気の予防から、食中毒、花粉症、口臭、インフルエンザの対策、ダイエットや美肌効果などなど、様々な健康効果を備えています。長い伝統を持つ飲み物ではありますが、新たな研究・調査結果は現在でも続々と発表され、その効果を再確認させられる機会がたくさんあると言えるでしょう。「緑茶1日◎杯で◎◎の効果」といった情報も多く、日本人にとっては少し意識して過ごすだけで様々な側面から健康を保つことができると言われています。科学的に研究・調査された緑茶の効果について調べてみました。
1日2杯の緑茶で、認知症を予防
東北大大学院医学系研究科・栗山進一講師らの調査により、「緑茶を1日2杯以上飲む人は、週3杯以下の人に比べて認知障害になりにくい」ということが分かっているそうです。もともと、記憶力の衰えは脳の神経細胞が活性酸素で傷つくことが大きな原因だと考えられてきました。緑茶に含まれているカテキンは活性酸素の働きを抑えたり、神経細胞が傷つくのを防いだりする働きがあるのだとか。ちなみに、1日2杯の緑茶を飲む場合と4杯の場合では差が見られなかったそうです。
1日5杯の緑茶で、脳梗塞の危険が低下
認知症に続いて、東北大大学院医学系研究科・栗山進一講師らの調査により、緑茶を1日5杯以上飲むと脳梗塞の死亡リスクが低下する(1日1杯未満の人に比べて男性は42%の低下・女性は62%の低下)ということが分かっています。また、脳や心臓などの循環器系疾患全体の死亡リスクも、緑茶を1日5杯以上飲む人は男性が22%・女性が31%低下するのだとか。いずれも緑茶に含まれるカテキンの効果だと考えられています。この調査は40~79歳の男女4万500人を追跡調査したものですから、信憑性も高いと言えるでしょう。
1日5杯の緑茶で、ビタミンC必要摂取量の大半が摂れる
緑茶にはたくさんのビタミンCが含まれています。最も豊富なのは煎茶(酸化度の高い烏龍茶や紅茶、日光をさえぎって栽培する抹茶よりも豊富です)。レモンの3~5倍のビタミンCが入っているとも言われています。人間の1日のビタミンC必要摂取量は50mgですが、1杯の煎茶で12mgほど摂取できるため1日5杯飲めば必要摂取量の大半をクリアできるというワケです。色々な病気を予防してくれるビタミンCを摂るためにも、緑茶をたくさん飲みましょう。
1日7杯の緑茶で、糖尿病が改善
静岡県立大などの研究によると、1日7杯の緑茶を飲めば糖尿病一歩手前の状態からでも血糖値の改善が見込めるのだそうです。この研究は糖尿病になりかかっている60名を2グループに分け、片方のグループだけに2ヵ月間粉末緑茶を飲ませて血糖値を調べたもの。粉末緑茶を飲んだグループは、HbA1cという糖尿病の診断基準となる指標が改善されました。カテキンの糖尿病予防効果は有名ですが、この研究によってすでに血糖値が高い人の値を下げる効果があることが分かったのだそうです。
抹茶の副作用
緑茶がもたらす様々な健康効果をご紹介してきましたが、「飲み過ぎると危険なんじゃないの?」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。「過ぎたるは猶及(およ)ばざるが如し」ということわざもあるように、何事もやり過ぎ(摂り過ぎ)は害にもなります。水でさえ摂りすぎると中毒を起こしますし、実際アメリカでは1日に16杯のアイスティーを飲んで病院に緊急搬送された人がいたのだとか。ここでは、緑茶の過剰摂取によって起こりうる副作用を調べました。
カフェイン
コーヒーのイメージが強いカフェインですが、緑茶にも含まれています。カフェインには集中力や記憶力の向上、偏頭痛の緩和、脂肪の分解促進、運動能力の向上、疲労回復、脳卒中リスクの軽減など様々な良い効果がありますが、摂り過ぎにはやはり注意が必要。極端な量を摂取すると、神経過敏や睡眠障害、顔面硬直、嘔吐、胃腸症状などがあらわれることもあります。ちなみに、WHO(世界保健機関)による1日のカフェイン摂取限度は300mg。緑茶のカフェイン量は100g(湯呑1杯)あたり20mgほどですから、1日10杯程度であれば問題ありません。
タンニン
ポリフェノールの1種であるタンニンは、活性酸素の働きを抑えて老化を防いでくれる成分。そのほか、認知症や生活習慣病の予防、整腸作用、美白効果などでも知られています。摂りすぎによる副作用・害は特にありませんが(便秘になる可能性は高まるようです)、注意したいのは鉄の吸収を妨げる効果。貧血気味の方は、タンニンを含む飲料・食品の摂りすぎに注意してください。
シュウ酸
緑茶には、尿路結石の原因となるシュウ酸が含まれています(緑茶に特別多く含まれているのではなく、ほとんどの食品に含まれています。シュウ酸が特に多い食品は、バナナやナッツ類、ココア、コーヒー、ほうれん草など)。ちなみに、先ほどご紹介したアイスティーの飲み過ぎで搬送されたアメリカ人は、シュウ酸が原因で腎不全を起こしたのだとか。尿路結石や腎不全など恐い病気を起こす可能性があるため、緑茶に限らず偏った飲食はひかえましょう。
まとめ
今回は緑茶の良い効果や飲み過ぎによる危険についてお届けしましたが、結論は「健康な方なら1日10杯程度ならメリットが勝る」です。ただし、コーヒーやコーラにもカフェインが含まれるため日常の健康管理は緑茶の量だけでは測れません。また、ビタミンCの摂取を緑茶だけでまかなうことにも無理があるでしょう。定期的に緑茶を飲み続けることは間違いなく健康に良い影響を与えますが、どうか「ほどほどな量」「常識的な量」を心掛けてください。
奇跡のフルーツを使ったお茶 ノニ茶
ノニとは
ノニとはタヒチ諸島・ハワイ諸島におけるポリネシアの地域の呼び名で、植物的学術名は「モリンダ・シトリフォリア」です。日本での呼び名は「八重山青木」(ヤエヤマアオキ)と呼ばれ、沖縄県、八重山諸島、東京都小笠原諸島の一部に生息します。インドネシアにおける古代の文献から各地で食用、薬用、染料として用いられていたとされる。特にインドネシアでは、5000~6000年前から“伝統的ハーブ処方薬”(インドネシア語でジャムゥ)として使われており、現地での呼び名は“医者要らずの木”、または“薬の木”として、幅広く人々の間で親しまれています。
ノニの種類
学術名:モリンダ・シトリフォリア
正式には植物分類の中であかね科約80種があり、その中にいくつかの属に分類され、その一つがモリンダ属、30種位がある。その属の中にシトリフォリア種の種別が10種類位ある。その中でも、薬効性の高い種類が使われている。
同じノニでも、栽培方法や産地によって成分が異なります。
天然ノニは栽培ノニと異なり、活性酸素を除去する強い抗酸化作用のある成分が多く含まれています。
マグロも天然マグロと養殖マグロでは希少価値の点からも全額、味わいが格段と差があるのと一緒です。
天然ノニとうたっていないノニ商品はほぼ、栽培のノニとなっております。
ノニの成分・効能
薬としてではなく健康補助として利用健康茶には古くから民間薬として利用されるものが多いのですが、ノニ茶の場合は優れた栄養素を幅広く含むため、サプリメントのような栄養補助として飲むこともオススメです。150種類を超える成分が栄養バランスを適切にサポートしてくれることでしょう。
コレといった薬効が知られていないことが逆にノニ茶の万能性を物語っています。ただし、いくら体に良いとは言っても過剰な摂取は避けてください。
ノニ果実に含まれる天然薬効成分
薬効成分名 | 成分の効能 |
---|---|
スコポレチン | 消化管機能促進、過剰な糖、コレステロールの吸収抑制 抗炎症(鎮痛)作用、及び抗ヒスタミン作用、血管拡張 (血液さらさら)、血圧正常作用など多数 |
リノレン酸 | 毛細管と細胞膜を強化、皮膚の強化、コレステロール低下 |
中鎖脂肪酸 | 消化管機能促進、血圧加工作用、細胞形成の助け、美白、 美肌、コレステロールの吸収抑制、動脈硬化防止、脂肪燃焼 |
ペクチン(水溶性食物繊維) | 血糖値上昇抑制、消化管機能改善、抗酸化作用、発がん 性物質の整合性、 血行促進、抗血栓作用、コレステ ロールの吸収抑制、抗ウィルス作用、放射性物質の吸引 、吸着、排出 |
アンスラキノン | 鎮痛作用、消火器系統の強化 |
セロトニン・メラニン | 抗うつ作用(睡眠障害、疲労感、うつ、血糖値低下) |
テルペン | 細胞の整合性と再生を補助する役割 |
フラボノイド | 整腸作用、悪玉菌の抑制作用 |
イリドイド | 抗ウィルス作用、免役調整作用、皮膚がん予防 |
ゼロニン (プロゼロニンと 酵素プロゼロニネーゼの結合) |
細胞の新陳代謝の促進、細胞の障害の修復、タンパク 合成の正常化、免疫力の強化、鎮痛、気分の高揚 など |
オレイン酸 | 善玉コレステロールを減らさず、悪玉コレステ ロールだけを減らす |
プロメライン(酵素) | 栄養素の消化、吸収を高め、自然治癒力を高める |
他 140種類以上
このようにノニにはたくさんの栄養、薬効成分を持つことから、世界各地の大学や研究機関で、日々、研究がなされています。しかし、研究において、現時点ですべてが未だ解明され ておらず、今もその研究は続けられています。ある科学者によれば、全てが解明されれば成分の数は160種類を超えるであろうとも言われています。
ある特定成分がノニの多数の生理作用を発揮するわけではなく、栄養成分を含む成分全体が一緒になって、ノニ独特の作用を発揮するのです。これほどの天然スーパーフードは、世界を見渡しても他にはないと言われています。
効果的なノニの摂り方
ノニ果実(花たく)はとても苦く、そのままでは食べにくいです。
ノニをジュースやお茶などとして飲用しやすいかたちで摂取法がいいかもしれません。
ノニ茶の作り方
夏に向けて家族全員で楽しめるノニ茶煮出し方法
1) 水を沸騰させる
2) 水1Lあたりノニ茶葉を大さじ4~5杯(約3~5g程度)を加える。
メッシュ袋に入れるとやかんの洗浄が容易になります。
ただし、そのまま加えたほうが味が良い。
3) 弱火~中火で5~10分間煮出す(強火だと噴出すので注意)。
4) 室温にて冷えるまで待つ。
5) 別の容器に移し替え、冷蔵庫で冷やしておく。
6) 家族人数に合わせて、一日で消費する分量を作っておく。
7) お好みに応じて、茶葉の分量を加減する。
ポイント
1) 脂質成分が水面上に小さな滴として認められる程度に分量を加減する事と、煮出し時間を少し多めにしたほうが、ノニ茶の特徴的な芳香と癒しの味が楽しめます。
2) 出がらしは捨てるのではなく、新しい茶葉をくわえて煮出すのが効率的 (ノニ茶葉長期使用者談)
3) 焼酎のノニ茶割りは格別の味。是非試してみてください。
4) お子様や疲れたと感じた場合は、蜂蜜を加えてみては。
5) 最大のポイントは、自分流の味やレシピーをもつ事です。
6) 煮出し後の茶葉はメッシュ袋に入れて、お風呂の入浴剤として御利用できます。肌の感じが変わるでしょう。
ノニ茶の副作用
動脈硬化やひざ痛の改善の効果に期待 オクラ茶
オクラにもさまざまな種類がある
「オクラ」といえば、緑色で唐辛子を緑色にした大人の指と同じくらいの長さの野菜を思い浮かべます。オクラは英名で「okra」と書きますが、アメリカでは「レディーフィンガー」と呼ばれています。まさに、オクラの見た目と大きさ由来した呼び方だとおもいます。
そんなオクラにも実はいろいろな種類があるのです。馴染み少ないかもしれませんが、オクラの種類について調べました。
紅オクラ
その名の通り、色が緑色ではなく、紅色をしています。大きさは一般的なオクラと同じくらいの大きさですが、表面の色が濃い赤紫色で、「紅オクラ」または「赤オクラ」とも呼ばれています。
紅オクラの中でもいくつかの品種があり、「ベニー」や「レッドサン」、「島の恋」という名前の品種が主流なようです。
紅オクラの特徴といえば、なんといってもその鮮やかな紅色になります。しかし、残念なことにこの紅色は加熱すると退色し、くすんだ緑色に変化してしまいます。そのため、紅オクラを食べるときには生食がおすすめです。
産毛が多くやや固めの食感であるため、あらかじめ産毛を落とし、薄めにスライスしたり細かく刻んだりすると食べやすいでしょう。サラダや和え物に加えることで食卓に彩りが加わり、食欲の落ちやすい夏にもおいしくいただけます。
ミニオクラ
一般的なオクラは、長さが5~7cmほどありますが、ミニオクラは長さが2~3cm、直径が1cmほどと、小さくかわいらしい見た目をしています。形は一般的なオクラと大差はなく、まさにオクラのミニチュアといった印象です。
というのも、ミニオクラとは一般的なオクラと品種は同じなのです。オクラが大きく成長する前に収穫したものが、ミニオクラとなります。
ミニオクラはオクラが若いうちに収穫するため、実が柔らかく食べやすいという特徴があります。しかし、オクラ独特のネバネバはしっかりとあり、味も遜色ありません。
ミニオクラは主に業務用として流通しているため、普段スーパーなどで見かけることはほとんどないかもしれません。もしもミニオクラを見かけたら、ぜひ一度食べてみたいですね。
花オクラ
花オクラとは、その名の通りオクラの花のことです。通常はオクラの実をいただきますが、花オクラはオクラの花がおいしくなるように改良された品種になります。
オクラの花は淡い黄色で、かわいらしい見た目をしています。しかし見た目とは裏腹に、食べるとしっかりとオクラの風味とネバネバが感じられるのが特徴です。
花オクラはそのきれいな見た目を生かすために、生のままでいただく方法がおすすめです。花びらをちぎってサラダにトッピングしたり、和え物に混ぜる、あるいはスープなどの飾り付けとして使ってもいいかもしれません。
花オクラは傷みやすいため、スーパーでも見かける機会は少ないかもしれません。
しかし、エディブルフラワーとしてのおいしさや見た目の鮮やかさはトップクラスといわれており、普段の食卓はもちろんですが、パーティーなどのお料理にぜひ活用したいですね。
オクラに含まれる栄養と効能
夏が旬の緑黄色野菜であるオクラには、様々な栄養が含まれています。特にオクラの特徴でもあるネバネバには食物繊維や夏に欲しい栄養が含まれています。
ペクチン
「ペクチン」とは水溶性食物繊維のひとつで、血液中のコレステロール値を下げる働きや血糖値を下げる働きを持っています。
そのほかにも、オクラには「ガラクタン」や「アバラン」などといった食物繊維も豊富に含まれています。
水溶性食物繊維とは
「水溶性食物繊維」とは何かというと、食物繊維の一種です。ひとことに食物繊維と行っても、大きく2種類に分かれます。
・不溶性食物繊維
不溶性食物繊維は水に溶けにくい糸状・繊維状の成分です。ゴボウなどの野菜や大豆などの豆類、きのこなどに多く含まれています。
保水性が高く、胃腸の中で水分を含んで大きく膨らむため、便のかさを増して腸の蠕動運動を促し、便通を促進してくれます。
・水溶性食物繊維
水溶性食物繊維は水溶性食物繊維は水に溶けやすく、オクラのようにネバネバしたものと、サラサラしたものがあります。オクラ以外には、わかめや昆布などの海藻類、こんにゃく、里芋などに多く含まれています。
粘性・吸着性があり、一緒に摂取した糖や脂肪の吸収を穏やかにしてくれます。さらに、大腸内で発酵・分解されると腸内環境が整って善玉菌が増えるため、整腸作用も期待できます。
ムチン
これはオクラのネバネバに含まれる代表的な成分です。ムチンは炭水化物とタンパク質の複合体であり、山芋やれんこん、なめこなどのぬめりにも含まれている成分です。
特有の粘り気は胃の粘膜を保護したりタンパク質の吸収を促進させる働きがあり、夏バテの改善・予防に最適な成分です。さらに、整腸作用にも役立ってくれます。
βカロテン
βカロテンはビタミンAの前駆体で、体内に吸収されると、必要な分だけビタミンAに変換されます。
緑黄色野菜に多く含まれている成分で、抗ガン作用や免疫力アップのほか、ビタミンAとして視力の維持、皮膚や粘膜の正常維持などにも役立ちます。
動脈硬化の特効ドリンク「オクラ水」の作り方
オクラ水は、一晩冷蔵庫におくだけで、誰でも簡単に作れます。
それでいて、絶大な健康効果を得た人が続出中!皆さんも、早速お試しください。
材料
オクラ10本くらい
水2リットル
作り方
オクラのヘタを切り落とす
オクラを水に入れて冷蔵庫で一晩寝かせる(8時間くらい)
飲み方
●朝に1日1~2杯を目安に飲む。食前、食後、どちらでもよい。余っても、その日に飲み切る。
●飲みにくい場合は、黒酢や出汁、メープルシロップやオリゴ糖などを加えるなど、味つけして飲むと飲みやすくなります。
●冷えたままか、常温に戻してから飲む。ぬるま湯を足して人肌程度に温めてもいいのですが、加熱したり、冷凍保存したりしないこと。
まとめ
夏が旬のオクラに含まれる栄養とその効果は、その豊富な栄養を余すことなく摂取するために、オクラ茶にして飲むだけでなく他の料理のも活用しまた、オクラの保存方法と調理方法にも気を配りたいです。オクラは夏になると、スーパーなどで手軽に購入することができますので夏バテ予防や健康維持のためにも、旬のオクラを毎日の食卓に取り入れて、おいしく元気に夏を過ごしてください。
知ってましたか黒豆に秘められたパワー 黒豆茶
黒豆茶とは
黒豆は栄養豊富な食材として知られ、中国で最も古い薬物書にも薬として使われていたという記述が残っているほどです。
大豆の一品種である黒豆は、お正月のおせち料理に「まめに暮らせますように」という願いを込めて入れられることで定番です。
そんな黒豆を焙煎したり煮立てたりして抽出する黒豆茶が最近、体にいいお茶として注目を集めています。
では、黒豆茶には一体どのようなパワーがあるのでしょうか。
黒豆茶の栄養成分
黒豆(黒大豆)には、たんぱく質やイソフラボンに代表される黄大豆の栄養成分に加え、黒い見た目のもととなる天然色素のポリフェノール「アントシアニン」が豊富に含まれているのが特徴です。
なお、イソフラボンとアントシアニンはともにポリフェノールの一種。 ポリフェノールは動脈硬化などの、生活習慣病の予防に役立つことが知られています。
[参考]乾燥黒豆の栄養成分(100gあたり)
ちなみに黒豆茶の液体に含まれる成分量はお茶の濃さによって異なりますが、大豆イソフラボンは浸出液中に約5.8mg/L、アントシアニンは9.0mg/Lほど含まれるようです。
黒豆茶の効用
疾患予防
黒豆の外側の真っ黒な皮には、ポリフェノールの一種アントシアニンが豊富に含まれています。
アントシアニンは他の大豆からは摂取できない成分で、しかもその量はアントシアニンが豊富なビルベリーの3倍以上なのだそうです。
アントシアニンには高い抗酸化作用や、血液の状態を整える作用が期待できます。黒豆茶を摂取すれば血糖値が下がりやすくなりますし、動脈硬化をはじめとした疾患にもかかりにくくなる期待があります。
ホルモンバランスを整える
黒豆に含まれる大豆イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと同じような構造を持つため、摂取すればホルモンバランスが整いやすくなると言われています。
月経前症候群(PMS)の解消効果のほか、エストロゲンの不足によって起きる更年期障害や骨粗しょう症を防ぐ効果も期待できます。
冷えの防止
黒豆茶には血液を増やしてくれる鉄分や、血流をアップさせてくれるアントシアニンが含まれていて、貧血が改善され血流アップにより、冷え性も改善しやすくなるものです。
冷えは肌荒れや便秘、むくみなどさまざまな不調を引き起こすもの。黒豆茶を飲む習慣をつければ体の隅々まで血液が行き渡るようになる期待が持てます。
肝機能補助
日常的にお酒を飲み、肝機能が弱りがちな人にも黒豆茶がおすすめです。
黒豆茶に含まれるビタミンB1には、アルコールが分解される過程で必要となる酵素に代わって代謝を補助する働きがあります。
アルコールを摂取する前や飲んでいるとき、飲んだあとに黒豆茶を飲むようにすれば、二日酔いを防ぐことができます。
黒豆茶の美味しい摂取方法は
やかんに水1リットルを沸騰させてから黒豆50gを目安に入れ泡が持続する程度の、とろ火で5分煮詰めます。その後火を止め4~5分蒸らしてから頂きます。急須の場合は大さじ1~2杯を入れ熱湯を注いで3分~4分おいてから頂きます。
あとはアクを取らずにザルでこし、粗熱を取って冷蔵保存すればOKです。残った黒豆は料理に活用できます。
黒豆茶はたくさんの栄養素を効率的に摂取できる飲み物です。香ばしくて甘みも感じられますし、カフェインレスで飲みやすいのが利点です。
1日2~3杯程度を目安に黒豆茶を飲む習慣をつければ、体に良い効果を得やすくなります。食事のお供に、リラックスタイムにぜひ黒豆茶を取り入れてみてはいかがでしょか。
黒豆茶はノンカフェイン
「黒豆茶に多くの効果効能が期待できるのは分かったけど、カフェインが心配」 そんな方もいらっしゃるかもしれません。
でもご安心を。 黒豆にはカフェインが含まれていないため、黒豆茶もノンカフェインの飲み物です。 「カフェイン入りのお茶を飲むと胃もたれする…」なんて方も安心して飲むことができそうです。
ちなみに鉄分などのミネラルを含み、目立った副作用も報告されていない黒豆茶は妊婦さんにもおすすめの飲み物です。
黒豆茶の副作用
黒豆茶はノンカフェインであり、妊娠中も安心して飲むことができるお茶です。
しかし気を付けたいのは摂取量で、飲み過ぎるのはよくありません。
1日2杯程度であれば問題ないのですが、水分補給として大量に飲むと下痢をしてしまうことがありますし、黒豆茶には大豆イソフラボンが含まれており、大豆イソフラボンは妊娠中の過剰摂取は避けなければいけないものです。
大豆イソフラボンを過剰摂取するとエストロゲン(黄体ホルモン)の量が増加しプロゲステロン(卵胞ホルモン)とのバランスが崩れてしまいます。
ホルモンバランスが崩れることで胎児の発育に影響を及ぼしてしまう可能性があるのです。
しかし黒豆茶は過剰摂取しなければ嬉しいメリットがたくさんあるお茶なので1日2杯を守って摂取しましょう。
まとめ
妊娠中のマイナートラブルや美容にもいい黒豆茶は、毎日飲む習慣をつけたい飲み物です。
しかし体にいい黒豆茶も、下痢や大豆イソフラボンの過剰摂取になってしまう可能性がありますので、飲み過ぎないように気を付けてください。
昆布茶と梅昆布茶
昆布茶とは
昆布茶の歴史は古い
昆布茶は、乾燥させた昆布を細かく刻みまたは粉末状にして、お湯を注いで飲むお茶のことです。
塩で味をととのえたものや、きれいなあられを入れたもの、玉露などのお茶を混ぜたものなどがあります。今では、昆布はご飯のお供やあえ物など食べるほうが多いかも知れません。昆布の歴史はとても古く、さかのぼっていくと確かな記録が残っていませんが縄文時代に、中国から船にのってやってきた人が昆布を食用としていたのではないかとも言われています。※諸説あり
文献によると平安期に天皇が薬として利用していたと記されており、一般的には江戸時代に入って風味茶として親しまれていたと伝えられています。
乾燥させた昆布を細かく刻んだり、粉末状にしたものに湯を注いで飲むものです。軽く塩味を付けたもの、玉露を加えてよりお茶らしくしたものや、あられを加えたものもあり、バリエーションは様々です。 古来からのお茶を飲む習慣に加えて、昆布の旨味から長く親しまれ、風味茶の一つとして江戸時代にはすでに存在していたと伝えられています。 昆布茶はスーパーなどで手軽に手に入れることができるため、生活に取り入れやすいものあるかもしれません。
昆布茶に含まれる栄養
昆布茶は原料が昆布なので、昆布に含まれる栄養をそのまま摂ることが期待できます。そんな昆布の主な成分はというと
●アルギン酸、フコイダン
昆布の粘り成分で、水溶性食物繊維。腸内善玉菌のエサになる。
●ミネラル
カルシウム、鉄分、マグネシウム、カリウムなどのミネラルを豊富に含み、人にとってバランスのよい配合をしているので吸収率が高い。
他にビタミンB軍や、旨味成分であるアミノ酸も豊富に含んでいます。
昆布茶の効果・効能について
昆布茶には健康や美容に効果
腸内善玉菌のエサになるフコイダンは、腸内環境を整えるほか、腸内に溜まった老廃物を便として出す働きを持つため便秘改善に役立ちます。昆布には鉄分やミネラルを豊富に含まれているため造血のサポートを行い、結果貧血や冷えの解消に繋がるのです。 ナトリウムの排出を促すカリウムはむくみ改善、カルシウムとマグネシウムはイライラやストレスを和らげ、リラックスさせる効果が期待できます。 美味しいだけでなく、昆布茶を飲むことはメリットが多くあるのです。
効能(1)
余分な塩分やコレステロールを排出昆布(こんぶ)の「ぬめり成分」であるアルギン酸は、体内の余分な塩分やコレステロールを排出する作用があります。塩分(ナトリウム)を排出することで、結果的に血圧を下げることができます。
効能(2)
海藻なのでミネラルたっぷり海藻といえば「ミネラル豊富」なイメージがあります。当然、昆布(こんぶ)にもカルシウムやカリウムがたっぷり含まれていますしまた、動脈硬化予防に作用すると言われる「ヨード」の含有量は食品中非常に高いです。
昆布(こんぶ)は純寒海性の海藻です。古くから健康茶として飲まれており、高血圧・動脈硬化・ガンなどの予防に効果的だと言われています。
・ ぬめり成分「アルギン酸」が余分な塩分やコレステロールを排出
・ 動脈硬化予防に効果のある「ヨード」の含有量がスゴイ
・ 海藻なのでミネラルが豊富
・ カフェインを含まないので子供や妊婦さんでも安心
ダイエットにもおすすめ
味がしっかりと付いている昆布茶は、置き換えダイエットにもおすすめです。いつもの間食を昆布茶に置き換えると効果的です。 昆布茶は1杯あたり2Kcalとかなり低カロリーな上に、しっかりとした満足感を得られるのでダイエットを助けてくれます。スープに近い味わいなのでお茶漬けに使ったり、唐辛子等の辛味を足して味に変化をもたせることもできます。 また、昆布茶はノンカフェイン。夜小腹が空いてしまった時に温かい昆布茶を飲むことで、空腹を我慢せずに満足感を得ることができます。ストレスもダイエットの大敵なので、うまく取り入れていくといいかもしれません。
また梅昆布茶は、梅のクエン酸の疲労回復効果も期待できます。ちょっと昆布茶に飽きてしまったときは、梅昆布茶にしてみてもいいと思います。 粉末やカットタイプなどがありますので、使いやすいものや手に入りやすい物を選ぶといいと思います。
こんぶ茶の作り方
こんぶ茶はどう飲むといいか。難しいルールは一切ないです。朝起きてから朝食をとるまでの間に、1杯のこんぶ茶を飲む。それだけでいいです。できれば起床後、トイレを済ませたあとに体重を測るようにすると、ヤセ効果を数字で実感できるのでダイエットのモチベーションもUPするかもしれません。
1つ気をつけてほしいのは、市販のこんぶ茶には塩分が含まれています。
「血圧が高めのかたや、治療中のため医療機関から塩分を制限されているかたは、かかりつけ医に相談の上、始めてください。制限されてないかたで塩分が気になる場合、自宅にミキサーやミルがあるなら、自家製のこんぶ茶を作り、ミキサーなどがないなら、昆布をそのまま粉末にした市販の昆布パウダー(昆布粉)で塩分のないものを買うのもいいとおもいます」
《材料》
だし用昆布や切り昆布などの市販の乾燥昆布を50g
《作り方》
【1】ミキサーなどで乾燥昆布を粉砕する。それをざるに入れてふるいにかけ、より細かい粉状にする。
【2】【1】を小さじ1杯、コップに入れて、お湯を注いでかき混ぜる。
保存する場合は、ふた付きの密閉容器に。直射日光の当たらない場所で常温保存しよう。1か月くらいで使い切るのがおすすめだそうです。
自宅に昆布とミキサーがあればすぐにでも始められ、コストもほとんどかからないこんぶ茶ダイエット。早速はじめてみてはいかがでしょう。
梅昆布茶とは
梅昆布茶は、乾燥させた昆布を粉末状にし、旨み調味料と乾燥させた梅肉を配合して作ります。
梅昆布茶は、飲む以外にも、醤油や食塩の代わりに料理の調味料としても幅広く使用されています。
梅昆布茶の効果・効能について
梅昆布茶は、様々な栄養効果があり、特に女性に嬉しいダイエット効果が高いと言われ、人気のお茶です。爽やかで飲みやすい味ということもあり、個人で楽しまれる方はもちろん、飲食店や、美容室などにも多く出されることがあります。
梅昆布茶は、爽やかな梅と昆布の美味しいダシが特徴のお茶で、特に女性に人気のお茶です。
梅昆布茶に含まれる栄養
梅昆布茶には「クエン酸→疲労回復効果」や「ヨード→新陳代謝を活発にし、殺菌・消毒作用が期待できる」「フコイダン・アルギン酸→天然の食物繊維の一種で、血圧上昇の抑制とコレステロールを下げる働き」などの栄養成分があります。
梅昆布茶のカロリーは、100gで、約4カロリーほどしかないので、少々多めに飲んでも太ることはありません。
ですので、いつもジュースを多く飲んでいる方は、梅昆布茶に変えるだけで、代謝のアップが期待され、ダイエットにも効果的です。
また、昆布に含まれる「フコイダン・アルギン酸」は食物繊維で、余分なコレステロールを、その「ぬめり」で包んで、排出しやすくしてくれます。それによって、コレステロール値を下げてくれ、同時に、便秘の解消効果が期待できます。
さらに果物にも多く含まれている「クエン酸」が含まれているので、疲労回復効果も期待できます。
体の内側から、不要なものを排出し、お腹の調子を整え、疲れだ体にもオススメな梅昆布茶。
具体的には、どのような成分が含まれているのでしょうか。
- 水溶性食物繊維「アルギン酸」(ねばり成分)
- 水溶性食物繊維「フコイダン」(ねばり成分)
- カルシウム(牛乳の約7倍)
- 鉄(牛乳の約39倍)
- ナトリウム
- カリウム
- ヨウ素(ヨード)
- 鉄
- フコキサンチン(色素成分)
- グルタミン酸(うまみ成分)
- クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、酒石酸などの有機酸
- リン
- たんぱく質
- ビタミンA・B1・B2・C
上記は梅と昆布に含まれている有効成分です。
ここに緑茶などを混ぜると、茶カテキンやカフェインなどのパワーも加わります。
梅昆布茶の効果と効能
梅昆布茶には梅の良い面と昆布の良い面が合わさっています。
ダイエット効果が期待できる
梅昆布茶はダイエットティーとしても注目されています。梅や昆布に含まれている成分が、ダイエット効果を引き起こしてくれるからです。
まず、梅昆布茶は低カロリーというのがポイントです。梅昆布茶には酢陽性食物繊維であるアルギン酸とフコダインが含まれています。海藻類特有の水溶性食物繊維なのですが、特に昆布に多く含まれています。この2つの食物繊維は糖質や脂質が身体に吸収されるのを抑制する働きをもっています。
さらに、コレステロール値の上昇も抑えてくれるのです。
また、海藻の褐色の色素成分であるフコキサンチンは、脂肪が体内に蓄積しないように抑制してくれます。
さらに、すでに体にたまっている体脂肪を燃やす役割のあるたんぱく質を活性化させてくれるのです。
内臓脂肪に届いて作用し、血糖値を下げ、筋肉での糖の利用を促してくれます。アルギン酸・フコダイン・フコキサンチンなどの成分により、ダイエット効果が期待できます。
また、梅昆布茶はとろみもあるので少しながら満腹感を得ることができます。夜中にちょっとお腹が空いたとき、おやつの時間を我慢したいときなどにもおすすめの飲み物です。
新陳代謝を上げる
梅昆布茶にはヨード(ヨウ素)という成分がはいっています。ヨードは、人間の体に必要不可欠なミネラルのひとつです。働きとしては、甲状腺のホルモンの分泌を促したり、新陳代謝の働きを活発にしたりします。
しかし、ヨードを摂取しすぎると甲状腺の機能低下の原因となっています。飲みすぎないように、1日数杯を目安に飲みのがいいらしです。
胃腸の働きをよくする
うまみ成分でもあるグルタミン酸は、昆布に多く含まれているので、味付けをしなくても梅昆布茶をそのまま美味しく飲むことができます。
塩分を控えることができるので、美味しく減塩することが可能です。
さらに、グルタミン酸は胃に作用して、胃腸の働きをよくし、さらに過食も防いでくれます。
また、先程の水溶性食物繊維であるフコイダンは腸から免疫力を高めてくれる働きをもっています。
胃腸の働きをよくし、免疫力もあげてくれる梅昆布茶なのです。
便秘解消に繋がる
昆布に含まれている水溶性食物繊維、ぬめりの成分でもあるアルギン酸は、便通をよくしてくれます。
便秘に悩んでいる人にも抜群の効果を発揮してくれるので、よく便秘になる人は、1日1杯でも飲んでみてください。便秘が解消することで、むくみなども摂れるため、すっきりとした体つくりをすることが可能です。
また、梅にはピクリン酸という成分が少しですが入っています。ピクリン酸は腸の働きを活発にし、便通の改善も期待できるのです。
疲労回復効果や疲れにくい体つくりができる
梅には酸味成分であるクエン酸やリンゴ酸などの有機酸というものが多く含まれています。
有機酸は、糖質の代謝を促す働きがあり、活性化させてくれます。さまざまな栄養素をエネルギーに変換する働きがあるので、元気になったように感じるのです。
エネルギー代謝ができていないと、栄養素が不完全燃焼をおこしてしまい、疲れや肩こり、さらには動脈硬化や生活習慣病なども引き起こしてしまいます。
ちょっと疲れたときや前の日の疲れがとれないときなど、梅昆布茶を飲んでパワーアップしましょう!
食欲増進の効果
体調が悪いときやとても暑い日など、どうして食欲がわかないけど食べなければならないときがあります。高齢者だけでなく、小さな子どもたちや若者でも食欲不振の人が増えてきているようです。
そんなときには、梅干しや梅昆布茶を飲んでみましょう。梅のクエン酸は、唾液の分泌を促進する効果があります。唾液が増えることで食欲が増進され、胃液や消化酵素の分泌が高まるので、消化吸収も助けてくれるのです。
アルカリ性食品の代表選手
梅干はアルカリ性です。健康維持のために、人の体は中性を保つ必要があるのをご存知ですか?
普段わたしたちが食べる食事(ごはんやお肉、パンやお酒など)のほとんどは酸性の食事なのです。
そのため、酸性の食品を多く摂りすぎてしまい、体内が酸性になってしまいます。そうなると、血液がドロドロになって血行不良になったり、疲労回復を分解する機能が働かなくなったり、疲れやすく免疫力が低下する身体になってしまいます。
そこでアルカリ性の食べ物が必要となります。梅干しを10gほど食べるだけで、なんと中和することができるのです。キュウリの場合には9本分ほど食べなければ中和することができないですが、梅であれば一粒で十分ということになります。野菜をたくさん食べるよりも効率がよい中和の方法ですね。
カルシウムや鉄の吸収を促してくれる
梅のすごいパワーはまだまだ続きます。現代だけでなく、数十年前からカルシウム不足が指摘されてきています。骨がもろくなり、若い子どもでも骨折することが出て注意喚起されています。骨を丈夫にするためには、カルシウムを摂取する必要がありますが、それだけでは足りません。カルシウムが体内に吸収されなければ意味がないのです。
カルシウムの吸収効果は、年齢とともに落ちていきます。そこで、クエン酸などの有機酸が活躍してくれます。有機酸は、カルシウムや鉄の吸収を促し、カルシウムが骨から外に持ち出されるのを防ぐ役割をもっています。
成長期の子どもたちや、妊娠中や鉄分不足に悩んでいる女性、カルシウム不足が気になる高齢者など、梅や梅昆布茶を摂り入れることで改善することが可能です。カルシウムや鉄分と一緒に、ぜひ取り入れてみましょう。
肝機能をアップする
梅にはピルビン酸という成分が含まれています。ピルビン酸は、肝機能の強化に有効な成分で、よくお酒を飲む人や肝機能が低下している中高年などにも嬉しい成分なのです。お酒を飲んだ後に「無性に梅昆布茶が飲みたくなる!」という人もいます。これは理がかなっているので、ぜひ飲み続けてください。
殺菌作用がある
梅に含まれているクエン酸には、殺菌や抗菌の作用があります。お弁当やこどものおにぎりなどに梅干をいれるのは、殺菌作用が期待されるからです。もちろん美味しいですし、好きな人も多いのですが、それ以外にも殺菌作用があります。
さらにすごいのは、食べた後の作用です。お腹の中に入ると、胆汁の働きを活発化します。
食中毒の原因となる菌をお腹の中で退治してくれる作用もあるのです。近年では、胃がん予防の研究も進んできました。美味しいだけでなく殺菌作用やさまざまな効果がある梅は、とても優れた食品なのです。
アンチエイジング効果がある
梅にはポリフェノールやビタミンEが含まれており、これらには強い抗酸化作用があります。
抗酸化作用は、シミやしわを防ぐ働きなどがあり、老化防止に効果的です。肌が老化する原因は、肌のコラーゲンが糖と結びつき変形することでおこります。ポリフェノールにより、上記の結びつきを防ぐことができるので、アンチエイジング効果が期待できます。
また、シミやしわなどの原因として、内蔵の機能低下もあげられます。代謝がわるいと老廃物などが体内にたまりやすくなり、それが原因でしみやしわ、むくみなどが起こります。
クエン酸は新陳代謝をよくしてくれるので、むくみにも効果があり、アンチエイジングがはかれます。
梅昆布茶のカフェイン
お茶という名まえがついているので、妊娠中の方やカフェインが苦手な方は、梅昆布茶のカフェイン量も気になるのではないでしょうか。
ネットで調べると「妊婦 梅昆布茶 危険」などの文字も目にするので、ちょっと怖いですね。
基本的に、梅昆布茶はノンカフェインなので、妊娠中に飲んでも構いません。
たまに、パウダー状の梅昆布茶には玉露などの成分が入っているものがあるので、お茶の成分が入っているときにはカフェインが入っていることもあります。購入前にパッケージを確認しておくと安心です。
また、市販の梅昆布茶には、調味料として塩が入っているものも多くあります。平均ですが1杯あたり0.9gほどの塩分が含まれています。妊娠中は妊娠高血圧症候群の心配があるので、1日あたり3g以内程度に抑えた方がよいでしょう。
そのため、カフェイン入っていませんが、1日2~3杯までにして、適度に楽しむことをおすすめします。むくみ解消・ダイエット効果・疲労回復効果など妊婦さんに嬉しい効果や効能がたっぷりつまっているので、ぜひ飲んでみてくださいね。
梅昆布茶のいれ方、作り方とおすすめの飲み方
おいしい梅昆布茶の入れ方や、自宅での作り方などをみていきましょう。
梅としそ、昆布で作る梅昆布茶
塩分や余計な調味料が入っていない純粋な梅昆布茶を飲みたいときに、自宅で作ってみてはどうでしょうか?素朴な味わいです。
切り刻んだ梅干と梅しそを茶碗にいれます。
さらに、昆布(乾燥の場合にはふやかして)を少し入れて、熱湯を注ぐだけです。
シンプルで美味しい梅昆布茶の作り方なので、材料があれば作ってみましょう。
市販の梅昆布茶の作り方
市販の梅昆布茶のパウダーは、指定された量をカップに入れてお湯をそそぎ、まぜるだけで完成するので、手軽に飲むことができます。さらに幅広い使い方ができます。
例えば、漬物の隠し味・そうめんつゆに混ぜる・雑炊にいれる・スープに混ぜる・パスタのソースにする・サラダのドレッシングにする・マリネなど、さまざまな料理に使うことができますよ。
飲むだけでなはなく料理にもアレンジして、上手に栄養価をアップしていきましょう。
まとめ
梅のパワーと昆布のパワーをあわせもつ優秀な梅昆布茶。美味しいだけでなく、たくさんの効果や効能が期待できます。
ダイエットや便秘改善、生活習慣病予防などに、常備茶として飲んでみてはいかがでしょうか。
料理などにも使えるので、アレンジが楽しそうなお茶でした。
通称「飲むサラダ」 マテ茶
マテ茶とは
マテ茶はブラジル・アルゼンチン・パラグアイなどの南米原産のマテの木の葉や茎を乾燥したもので、南米の家庭で一般的な飲料で、もともとは野菜が育ちにくい土壌に暮らす先住民が本能的に野菜不足を解消するため、愛飲していたといわれます。
別名「飲むサラダ」ともいわれるほどの実力を持つマテ茶の豊富な栄養素は、日本人に不足しがちなミネラル分やビタミンA・B・食物繊維が豊富に含まれ、カルシウムは烏龍茶の約28倍、鉄分やマグネシウムは約20倍、亜鉛は約3倍という驚きの数値です。
マテ茶の効用
ダイエット効果
マテ茶には中性脂肪やコレステロール値を下げて、脂肪の吸収を妨げる働きがあると言われています。さらに、豊富なミネラル分が内臓機能を高めて代謝をアップしてくれるので、痩せやすい体質づくりにも一役買ってくれるようです。他のお茶系飲料にはない食物繊維含まれていて、ポッコリお腹の解消にも役立つと言われています。
美肌効果
マテ茶に含まれるポリフェノールは赤ワインの1.5~6倍、緑茶と比べるとなんと30倍!その強な抗酸化作用で日焼けやストレスからお肌を守り、肌代謝を高めてくれるので、シミ・シワ・くすみを防いでくれます。さらに、豊富なビタミンA・Bが肌荒れを防いで美肌へ導いてくれるはずです。
冷え症改善・疲労回復
マテ茶の苦味成分といわれるテオブロミンには、血管を拡張させる働きがあるので冷え症の改善に期待が持てます。豊富なビタミン・ミネラル分が疲労物質を減らして回復を早めてくれます。
ストレス緩和・イライラ予防
マテ茶には自律神経を刺激する働きがあると言われて、逆立った神経を静めてストレスを緩和してくれます。さらに、豊富に含まれるカルシウムが肩こりや腰痛、イライラの防止にも役立ちます。
安全性と副作用
マテ茶の摂取することで起こる副作用は低いようですが、定期的に飲む人は、次のようなリスクが高くなる可能性があるようです。あくまで、不必要に大量に飲用を長期に飲用した場合です。
がん
研究によると、大量のマテ茶を長期間飲むと、上気道および消化管がんのリスクが高まる可能性があります。考えられる理由の1つは、マテ茶が多環芳香族炭化水素(PAH)を含んでいることです。既知の発がん物質では、タバコの煙や肉のグリルにも見られます。
また、非常に高温で消費されることもあります。これにより、呼吸器および消化管の内層が損傷し、がん性細胞形成のリスクが高まります。ただし、その中に含まれる一部の化合物は、他の種類のがんから私たちを保護してくれる可能性があります。
カフェイン関連の副作用
マテ茶にはカフェインが含まれています。カフェインが多すぎると、頭痛、片頭痛、高血圧の原因となる場合があります。
妊娠中の女性は、1日あたり最大3杯に制限する必要があります。カフェインが多すぎると、流産や低出生体重のリスクが高まる可能性があるからです。
薬物相互作用
研究では、マテ茶の特定の化合物がモノアミン酸化酵素阻害剤(MAOI)活性作用を備えていることが分かっています。MAOIは、うつ病やパーキンソン病の治療薬として処方されることがよくあります。
したがって、MAOI薬を服用している個人は、マテ茶を慎重に使用する必要があります。
最後に、マテ茶はカフェインを含んでいるため、筋弛緩剤ザナフレックスまたは抗うつ剤のルボックスと相互作用する可能性があります。これらの薬を服用している個人は、薬の効果を高める可能性があるため、マテ茶を避ける必要があります。
マテ茶を頻繁に摂取すると、特定のがんのリスクが高まる可能性があります。妊娠中の女性やカフェインに敏感な方、または特定の処方薬を服用している方は、注意して摂取する必要があります。
マテ茶の淹れ方
本格的に淹れる場合は、道具はマテという容器とボンビージャといわれる金属製のストローを使用します。
- ①マテに茶葉を入れます。
- ②マテに少量のぬるま湯を加えて茶葉に水分を与えます。
- ③ボンビージャの上側を塞ぎ、茶葉のあたりに差し込みます。
- ④60度に調整したお湯をマテの25%程度まで入れて少しずつ飲みます。
美味しいマテ茶の飲み方
アイスで飲む場合はマテ茶葉を、水に10分程度浸しておきます。 浸水後、冷蔵庫で冷やしたものに蜂蜜やレモンを入れると美味しく頂けます。 ホットで飲む場合は、ティーポットに茶葉を入れ、お湯を加えて3分程度蒸らすようにします。 アイスと同様に蜂蜜やレモンを加えると良いでしょう。
マテ茶のカフェイン
マテ茶にはカフェインが多く含まれています。 美味しいマテ茶ですが、妊娠時は胎児に影響を与える可能性がありますので、注意が必要です。 世界保健機関や英国食品基準庁では、リスク回避のためにカフェイン量を制限しています。 あくまでも可能性の段階なので、胎児に対して悪影響があると確定したわけではありませんが、カフェインの摂取量を控えたほうが良いでしょう。
まとめ
嬉しい効果がいっぱいの飲むサラダ「マテ茶」。ダイエット中や野菜不足が気になる方には特におすすめしたい飲み物だと感じます。
ただし、ハーブティーと異なり、緑茶の半分ほどですがカフェインも含んでいるので妊娠中の方や小さなお子様には飲み過ぎにご注意ください。