動脈硬化やひざ痛の改善の効果に期待 オクラ茶
オクラにもさまざまな種類がある
「オクラ」といえば、緑色で唐辛子を緑色にした大人の指と同じくらいの長さの野菜を思い浮かべます。オクラは英名で「okra」と書きますが、アメリカでは「レディーフィンガー」と呼ばれています。まさに、オクラの見た目と大きさ由来した呼び方だとおもいます。
そんなオクラにも実はいろいろな種類があるのです。馴染み少ないかもしれませんが、オクラの種類について調べました。
紅オクラ
その名の通り、色が緑色ではなく、紅色をしています。大きさは一般的なオクラと同じくらいの大きさですが、表面の色が濃い赤紫色で、「紅オクラ」または「赤オクラ」とも呼ばれています。
紅オクラの中でもいくつかの品種があり、「ベニー」や「レッドサン」、「島の恋」という名前の品種が主流なようです。
紅オクラの特徴といえば、なんといってもその鮮やかな紅色になります。しかし、残念なことにこの紅色は加熱すると退色し、くすんだ緑色に変化してしまいます。そのため、紅オクラを食べるときには生食がおすすめです。
産毛が多くやや固めの食感であるため、あらかじめ産毛を落とし、薄めにスライスしたり細かく刻んだりすると食べやすいでしょう。サラダや和え物に加えることで食卓に彩りが加わり、食欲の落ちやすい夏にもおいしくいただけます。
ミニオクラ
一般的なオクラは、長さが5~7cmほどありますが、ミニオクラは長さが2~3cm、直径が1cmほどと、小さくかわいらしい見た目をしています。形は一般的なオクラと大差はなく、まさにオクラのミニチュアといった印象です。
というのも、ミニオクラとは一般的なオクラと品種は同じなのです。オクラが大きく成長する前に収穫したものが、ミニオクラとなります。
ミニオクラはオクラが若いうちに収穫するため、実が柔らかく食べやすいという特徴があります。しかし、オクラ独特のネバネバはしっかりとあり、味も遜色ありません。
ミニオクラは主に業務用として流通しているため、普段スーパーなどで見かけることはほとんどないかもしれません。もしもミニオクラを見かけたら、ぜひ一度食べてみたいですね。
花オクラ
花オクラとは、その名の通りオクラの花のことです。通常はオクラの実をいただきますが、花オクラはオクラの花がおいしくなるように改良された品種になります。
オクラの花は淡い黄色で、かわいらしい見た目をしています。しかし見た目とは裏腹に、食べるとしっかりとオクラの風味とネバネバが感じられるのが特徴です。
花オクラはそのきれいな見た目を生かすために、生のままでいただく方法がおすすめです。花びらをちぎってサラダにトッピングしたり、和え物に混ぜる、あるいはスープなどの飾り付けとして使ってもいいかもしれません。
花オクラは傷みやすいため、スーパーでも見かける機会は少ないかもしれません。
しかし、エディブルフラワーとしてのおいしさや見た目の鮮やかさはトップクラスといわれており、普段の食卓はもちろんですが、パーティーなどのお料理にぜひ活用したいですね。
オクラに含まれる栄養と効能
夏が旬の緑黄色野菜であるオクラには、様々な栄養が含まれています。特にオクラの特徴でもあるネバネバには食物繊維や夏に欲しい栄養が含まれています。
ペクチン
「ペクチン」とは水溶性食物繊維のひとつで、血液中のコレステロール値を下げる働きや血糖値を下げる働きを持っています。
そのほかにも、オクラには「ガラクタン」や「アバラン」などといった食物繊維も豊富に含まれています。
水溶性食物繊維とは
「水溶性食物繊維」とは何かというと、食物繊維の一種です。ひとことに食物繊維と行っても、大きく2種類に分かれます。
・不溶性食物繊維
不溶性食物繊維は水に溶けにくい糸状・繊維状の成分です。ゴボウなどの野菜や大豆などの豆類、きのこなどに多く含まれています。
保水性が高く、胃腸の中で水分を含んで大きく膨らむため、便のかさを増して腸の蠕動運動を促し、便通を促進してくれます。
・水溶性食物繊維
水溶性食物繊維は水溶性食物繊維は水に溶けやすく、オクラのようにネバネバしたものと、サラサラしたものがあります。オクラ以外には、わかめや昆布などの海藻類、こんにゃく、里芋などに多く含まれています。
粘性・吸着性があり、一緒に摂取した糖や脂肪の吸収を穏やかにしてくれます。さらに、大腸内で発酵・分解されると腸内環境が整って善玉菌が増えるため、整腸作用も期待できます。
ムチン
これはオクラのネバネバに含まれる代表的な成分です。ムチンは炭水化物とタンパク質の複合体であり、山芋やれんこん、なめこなどのぬめりにも含まれている成分です。
特有の粘り気は胃の粘膜を保護したりタンパク質の吸収を促進させる働きがあり、夏バテの改善・予防に最適な成分です。さらに、整腸作用にも役立ってくれます。
βカロテン
βカロテンはビタミンAの前駆体で、体内に吸収されると、必要な分だけビタミンAに変換されます。
緑黄色野菜に多く含まれている成分で、抗ガン作用や免疫力アップのほか、ビタミンAとして視力の維持、皮膚や粘膜の正常維持などにも役立ちます。
動脈硬化の特効ドリンク「オクラ水」の作り方
オクラ水は、一晩冷蔵庫におくだけで、誰でも簡単に作れます。
それでいて、絶大な健康効果を得た人が続出中!皆さんも、早速お試しください。
材料
オクラ10本くらい
水2リットル
作り方
オクラのヘタを切り落とす
オクラを水に入れて冷蔵庫で一晩寝かせる(8時間くらい)
飲み方
●朝に1日1~2杯を目安に飲む。食前、食後、どちらでもよい。余っても、その日に飲み切る。
●飲みにくい場合は、黒酢や出汁、メープルシロップやオリゴ糖などを加えるなど、味つけして飲むと飲みやすくなります。
●冷えたままか、常温に戻してから飲む。ぬるま湯を足して人肌程度に温めてもいいのですが、加熱したり、冷凍保存したりしないこと。
まとめ
夏が旬のオクラに含まれる栄養とその効果は、その豊富な栄養を余すことなく摂取するために、オクラ茶にして飲むだけでなく他の料理のも活用しまた、オクラの保存方法と調理方法にも気を配りたいです。オクラは夏になると、スーパーなどで手軽に購入することができますので夏バテ予防や健康維持のためにも、旬のオクラを毎日の食卓に取り入れて、おいしく元気に夏を過ごしてください。