元気の日記

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お肉=ダイエットに不向きではない! 筋肉の材料牛肉

 

牛肉は筋肉の材料となる良質なタンパク質の宝庫です。

ヒレ」の部位は脂肪分が少なく、脂肪燃焼を高めるカルニチンが多く含んでいるので、ダイエット中の方やアスリートにぴったりの食材です。

そこで、牛肉の栄養とその効果、おいしい食べ方についてご紹介します。

牛肉の栄養成分と効果

牛肉は栄養価の高い食材であり、多くの栄養素を含んでいます。牛肉の主要な栄養成分とその効果について以下に説明します。

  1. タンパク質: 牛肉は高品質のタンパク質の良い供給源です。タンパク質は身体の細胞や組織を構築し、修復するために必要な栄養素です。また、免疫機能をサポートし、筋肉を形成し、ホルモンや酵素の生成にも関与します。
  2. 鉄: 牛肉にはヘム鉄という形の吸収しやすい鉄が豊富に含まれています。ヘム鉄は貧血の予防に役立ちます。また、ヘム鉄は非ヘム鉄(植物性の鉄)の吸収を促進する効果もあります。
  3. 亜鉛: 牛肉は亜鉛の良い供給源です。亜鉛は免疫機能を強化し、傷の治癒を助けるなど、多くの生体内プロセスに関与します。
  4. ビタミンB群: 牛肉にはビタミンB群の中でビタミンB12やビタミンB6が含まれています。ビタミンB12は神経系の健康に重要であり、ビタミンB6はタンパク質や糖質の代謝を助けます。
  5. 脂肪: 牛肉には脂肪が含まれていますが、適切に選ばれた牛肉は良質の脂肪を含みます。特に、オメガ3脂肪酸やクロレステロールを含みます。

牛肉の効果としては、以下のようなものがあります。

  1. 筋肉の形成と修復: 牛肉の高品質のタンパク質は筋肉の形成や修復に必要であり、スポーツや運動をしている人には特に重要です。
  2. 貧血の予防: 牛肉に含まれるヘム鉄は貧血の予防に役立ちます。特に、女性や成長期の子供など、鉄不足が心配される人には推奨されます。
  3. 免疫機能のサポート: 牛肉に含まれる亜鉛やビタミンB群は免疫機能を強化し、免疫系の正常な機能をサポートします。これにより、免疫力を高めて、病気や感染症に対する抵抗力を向上させる効果があります。
  4. 神経系の健康: 牛肉に含まれるビタミンB12は神経系の健康に重要な役割を果たします。ビタミンB12神経細胞を保護し、神経伝達物質の生成を助けるため、神経機能の維持に貢献します。
  5. エネルギーの供給: 牛肉は高タンパク質であり、同時にエネルギー源としても利用されます。適切な量の牛肉を摂取することで、エネルギーの供給を助け、日常生活や運動に必要なエネルギーを得ることができます。

牛肉に含まれる個別の栄養素

アミノ酸

体内で合成されない9種類の必須アミノ酸がバランスよく含まれ、特に赤身には脂肪燃焼効果の高いカルニチンがたくさん含まれています。

必須アミノ酸は1種類でも不足すると、他のアミノ酸の利用効率も低下するので、必須アミノ酸は量だけでなくバランスも大切です。

また、動物性タンパク質は植物性タンパク質に比べて体内に吸収されやすいので、筋力アップを目指す方は、肉のタンパク源を欠かさないようにしましょう。

鉄分は血液中で酸素を運ぶ「ヘモグロビン」を作る材料になります。

鉄分が不足すると、血液中のヘモグロビン濃度が低下し、酸素が体のすみずみに運ばれず、鉄欠乏症によるめまい・たちくらみなどの貧血を引きおこしてしまいます。
特に女性は生理や妊娠・出産にともない、失いやすい栄養素のため、十分に補給する必要があります。

肉や魚など動物性食品に含まれる鉄(ヘム鉄)は野菜・海藻など植物性食品に含まれる鉄(非ヘム鉄)より効率よく吸収されます。

非ヘム鉄は脂肪分が少ない点でダイエット中の方に好まれますが、鉄分の補給にはヘム鉄と非ヘム鉄の両方からバランス良く補うようにしましょう。

ビタミンB1

ビタミンB1は糖質のエネルギー代謝を助けて、消化液の分泌を促進します。お米やパン・麺類を多く摂る方は積極的にとるようにしましょう。

また、神経機能を正常に保つ働きがあり、不足すると疲労や怠慢感が抜けづらくなり、イライラしたり集中力がおちたりしやすくなります。

ビタミンB2

ビタミンB2は脂質のエネルギー代謝に関与し、脂肪の燃焼を高めてくれます。

エネルギーの消費量が多いほど、必要量が増えるので、アスリートや体力仕事が多い方は毎日の食事でしっかり補給しておきましょう。ダイエット中の方も脂肪燃焼アップのために、しっかりと摂り入れておきたいビタミンです。

また、肌や髪・爪などの再生を助けて、肌トラブルの改善にも効果的なビタミンです。

牛肉のおいしい食べ方

肉は消化に時間がかかるため、生野菜や薬味など酵素が豊富に含まれる食材と合わせて摂るのがおすすめ!

大根おろし

アミラーゼ(デンプン分解酵素)・プロテアーゼ(タンパク質分解酵素)・リパーゼ(脂肪分解酵素)の消化酵素を含み、消化を助けます。酵素は熱に弱いため、生で食べる方が効果的です。

にんにく

香味成分のアリシンは、胃液分泌を促す作用や、タンパク質の分解を助ける酵素の働きがあります。

また、この成分は糖質の分解を促すビタミンB1の働きを高める作用もあります。

生姜

辛味成分のジンゲロンやショウガオールは胃酸分泌を調整して、消化を助ける作用があります。

また、タンパク質の分解を促すプロテアーゼ・ジアスターゼを含み、タンパク質の消化を助けて、胃もたれを防ぎます。

生姜焼きのように生姜と肉を一緒に調理すると肉質が柔らかくなるのは、これらの酵素の働きによるものです。

わさび

辛み成分のイソチオネードは消化液の分泌を高めて、食物の消化・吸収を助けます。また、この成分は抗菌作用が高いため、刺身やユッケに添えられて、殺菌の増殖予防に役立っています。

ピクルス

ピクルスの調味料に使われるお酢は、胃酸の分泌を促して消化酵素の働きを助けます。

ソーセージに添えるキャベツの酢漬けや、ハンバーガーにはさんでいるピクルスは脂肪分の多い肉の消化を助けてくれるので、ぴったりの組合せですね。

牛肉とダイエットの関係

牛肉は脂質が多く、ダイエットに不向きと思われがちです。

しかし、ダイエット中に甘いものの欲求が高まる人は、タンパク質がしっかり補給できていない可能性があります。

タンパク質が不足すると、体はすばやくエネルギーに利用できる糖質を欲するからです。

また、タンパク質は腹持ちがよく、空腹感を抑えられるので、3食の食事の中でタンパク質食品をとり入れて間食を減らしていきましょう。

おすすめレシピ

■牛肉と大豆のカレーいため
大豆に含まれるイソフラボンは女性ホルモンと似た働きをもち、女性特有の不快症状の軽減に役立ちます。

また、サポニンは余分な血中脂質の排出を促し、レシチンは悪玉コレステロール(LDL)を下げる働きがあります。カレー粉は糖質量の摂取を控えている人におすすめの調味料です。

■牛肉のアスパラロール
アスパラガスにはポリフェノールの一種、ケルセチンが豊富に含まれています。

ケルセチンは血流改善・コレステロールの吸収抑制などの作用があります。

最後に

「お肉=ダイエットに不向き」のイメージがありますが、牛肉はアミノ酸バランスが優れ、脂肪燃焼を高めるカルニチンも豊富。

食べるなら、比較的低脂肪で鉄分・ビタミンB群が豊富な「ヒレ」や「タン」を選んでみてはいかがでしょうか。

ただし、牛肉を摂取する際には適切な食事バランスを保つことが重要です。

過剰な摂取や高脂肪の牛肉の摂取は、肥満や生活習慣病のリスクを増加させる可能性があります。

また、牛肉は動物性食品であるため、持続可能性や動物福祉の観点からも適切な選択をすることが大切です。

最適な栄養摂取を確保するためには、バランスの取れた食事を心掛け、栄養素を幅広い食品から摂取することが推奨されます。

医師や栄養士に相談し、自身の健康状態や食生活に合った食事を考えてみてはいかがでしょうか。

 


 

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