元気の日記

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安くても煎茶や玉露に負けてない 芽茶(めちゃ)

芽茶とは

芽茶(めちゃ)とは、茶の生葉を荒乾燥させた原料茶葉である荒茶を煎茶や玉露に仕上げる際に「ふるい」から落ちる葉の先っぽの芽や柔らかい葉の先をかき集めて作ったお茶のことだそうです。その量は元の荒茶の1%くらいにしかなりません。煎茶や玉露などの茎だけを集めて作った茎茶などと同じように出物といわれます。

芽茶の特徴

煎茶や玉露など一級品のお茶の製造工程の副産物としてできた芽茶は、お茶の中ではランクの低いお茶に見られているので、とてもリーズナブルな価格で売られています。しかし茶の葉の部位が違うだけで茶葉そのものの品質は煎茶や玉露と変わらないため、芽茶の味わいは煎茶や玉露と比べても劣るものではありません。味わいは一級品と変わらないのに価格が安いなんてなんだかお得なお茶に感じます。

芽茶はふるいにかける元のお茶によって煎茶の芽茶、玉露の芽茶に分かれます。たとえば荒茶を玉露に製造するならその副産物として玉露の芽茶ができるのです。玉露の芽茶ならば玉露と同じ風味を持ったお茶となります。そのため入れるお湯の温度や蒸らす時間で香りや味わいに大きな違いがでます。

芽茶の茶葉の特徴

芽茶の茶葉は小さく丸まっているのが特徴で芽や先端部分は水分を多く含んでいて柔らかいため製造途中で自然にクルンと丸まりやすくなります。出来上がった茶葉の見た目はコロコロとした形状をしています。

丸みを帯びているものほど上質な芽茶とされています。茶葉の形状がほかの日本茶と明らかに違うのが芽茶の一番の特徴かもしれません。茶葉の粒の大きさはさまざまで、大きな芽茶の茶葉はマッチ棒の先ほどありますが、小さなものだと粉茶と見間違うほどで茶を作る人たちの間ではこの小さな芽茶を甚(じん)と呼んでいるのだそうです。

芽茶の茶葉はクルンと丸まっているため、茶葉が開き切るまでは、何杯でもおいしいお茶を堪能することができるようです。水色は深くて濃い緑色をしています。抽出時間を長くするとさらに濃くなり味の印象にも影響を与えるので抽出時間には特に気をつけたいお茶かもしれません。

茶の味わいの特徴

芽茶は味が濃く出るのが特徴です。芽茶になる茶葉は、高級茶の原料となる一番茶もしくは二番茶の芽の先の柔らかく細い部分です。そのため、お茶のうま味がギュッと濃縮されており、とても濃厚で強く引き締まった苦みや渋みなど力強い味わいが特徴です。

その味わいから男性に好まれることが多いようです。ただ大きな粒の芽茶は味が大まかできめの細かさを感じない淡白な感じになりがちで、芽茶は高温で入れるのと、低温でじっくり蒸らして入れるのでは香りと味わいに大きな違いが出ます。そのため入れ方によって自分の好みに合ったお茶を味わうことができます。

カフェインの量が多い

お茶のカフェインは若い葉に多く含まれています。そのため茶の葉の新芽や若い葉だけで作られる芽茶はほかの日本茶よりもカフェインが多く含まれています。実際にどのくらいの量が含有されているかはチャノキの種類や栽培環境、またメーカーによって違いがあるので一概に数字にあげることはできませんが若い葉だけで作られる芽茶はカフェインをたくさん含んでいるので、カフェインを控えなければならない妊娠中の方や子供が飲むのは控えた方がよいといわれています。

芽茶は深い緑色の水色と、お茶独特のはっきりとした香りや濃厚で力強い味わいを持っています。そして芽茶に含まれるカフェインの作用によって、頭の中がモヤモヤしているときや気分をスッキリさせたいときに飲むのはオススメです。しかし就寝前に芽茶を飲むと睡眠の妨げになってしまうことがあるのでご注意ください。

芽茶の美味しい入れ方

芽茶の入れ方は原料に使われる茶葉が煎茶であったり玉露である場合によって美味しい入れ方も違います。お湯の温度や蒸らし時間で甘味を強くしたり渋味を出すなど色々と味を楽しめるお茶なので、その時の気分や好みに合わせ、違い試して入れることで色々な味わいを楽しんでみてはいかがでしょうか。

基本の入れ方:煎茶を原料にした芽茶の場合

分量(1人分):湯量70ml、茶葉の量2g(ティースプーン1杯くらい)

<入れ方>

  • 沸騰直前の湯を急須に入れて急須を温めます。その湯を湯のみの7分目くらい注ぎます。急須に残った湯は捨ててください。
  • 温まった急須に茶葉を入れます。そして湯のみのお湯を注ぎます。蓋をして40秒~60秒ほど蒸らします。フタにぬくもりが伝わった頃がちょうど入れごろです。時間がきたら蓋をあけて茶葉のよりがひらいているか確かめてください。
  • 最後の一滴には美味しさが凝縮されているので最後に一滴までしっかりと絞り切りましょう。しっかりと絞りきると二煎目も美味しく入れることができます。二煎目は茶葉がすでにひらいているので蒸らし時間を短めにしてください。

<ポイント>
*熱い湯(沸騰直前の90℃くらいの湯)を急須に次ぎ、その湯を湯のみに移し変えることは器を温めることのほか、湯の温度を下げてくれます。1回移し変えることで約10℃下がります。90℃ぐらいの高温で入れたいときは、やかんの中で少し冷ましたお湯を使います。それを目安に好みの温度で入れてください。

*煎茶の場合は湯の温度が70℃が美味しく味わう最適な温度と言われます。80~90℃と湯の温度を高くすると渋めのお茶、50~60℃と低くすると甘めのお茶になります。お湯の温度を低くした場合蒸らす時間を長くすると茶葉が十分に開きます。

*2人分以上を入れる場合は同じ濃さになるように少しずつ交互に湯のみにお茶を回し注ぎしましょう。

芽茶を美味しく入れて楽しもう

芽茶は入れ方によって味わい方を楽しめるお茶です。お茶としてのランクは低くとも部位は違っても高級茶の玉露や煎茶と元は同じ茶の葉を使いているので品質は玉露や煎茶に劣ることはなく、味わいは高級茶と同じ味わいです。それなのに価格が安いお得なお茶です。自分の好みやその時の気分に合わせて、美味しい芽茶を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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インスタントでも同じ効能? コーヒー

ブラックコーヒーの効能と効果

コーヒーの効能や効果を調べるにあたり、砂糖やミルクなどを含んでいないブラックコーヒーを基本に調べました。コーヒーは眠気冷まし、疲労回復に効果があり、集中力をアップさせるので仕事や勉強の休憩時間に飲む人も多いかと思います。職場の殆どにコーヒーは置かれていると思います。しかしコーヒーは健康に悪い影響をもたらすと警告されている事も事実です。数々の研究報告より、確かに過剰摂取した場合はデメリットがあると報告されていますが、適量であれば健康促進の効果が得られるとの研究結果もあります。その効果を上げていきます。

リラックス効果

コーヒーのリラックス効果はたくさんの研究チームから発表されています。休憩時間に1杯コーヒーを飲むことでリラックスできるのは、単なる気持ちのせいだけではないのです。挽いたコーヒー豆、レモン油、蒸留水の三種類を用い実験を行いました。それはこれらの香りを順に人にかいでもらい、そのつどリラックスしている時に現われる脳波であるα波を測定し、リラクゼーション効果の度合いを調べるという実験です。その結果はコーヒーの香りをかいだ時にα波が出ると結果報告がありました。

腸内フローラを整える

コーヒーは腸内フローラを整え善玉菌を増やす作用があります。2009年にはある研究チームの調査により、コーヒーは、代謝活動を促進し、腸内の善玉菌であるビフィズス菌の数が増加するなどの効果があると報告されました。これは腸内環境が整うことで体の老化防止や免疫力のアップの効果に期待され、また便秘の改善により太りにくくなるダイエットの効果、美肌効果への期待、また大腸炎動脈硬化の予防にも効果的だと言われています。

糖尿病の予防

世界各国でコーヒーの摂取により糖尿病のリスクが低下したことが報告されています。2010年に日本でおこなわれた研究によると、コーヒーの摂取で2型糖尿病の予防効果があることが発見されました。またこのことは2012年、アメリカ臨床栄養学誌に発表されたドイツでおこなわれた研究により追認されています。コーヒーを摂取することで、ブドウ糖の吸収量が2倍になり、血糖値を下げる効果が高い結果報告です。

覚醒作用

コーヒーの成分であるカフェインは中枢神経を刺激してさせ、眠気を抑制してくれるいわゆる覚醒効果があります。中枢神経を刺激することで集中力が高まり仕事や勉強効率を上げることができます。これに関しては最もポピュラーなコーヒーの効果であるため、実際に経験された方が多いコーヒーの効果です。

脳の活性化

上記のα波の実験のリラックス効果と同時に、コーヒーの香りが脳の働きや頭の回転を活性化する効果があるという実験結果が得られています。たとえば脳を使って考えたり、情報処理の仕事をしている時にコーヒーの香りを嗅ぐと脳の電位が高くなり、脳の働きが著しく活性化していることが研究調査から得られています。脳を活性化することでは、2011年にある研究チームで行った報告から、コーヒーに含まれる未特定の成分とカフェインの相互作用により、脳を活性化することがわかりアルツハイマー病の予防効果があることが判明したと言われています。

ガン予防

2011年に行われた疫学調査では50,000人規模で調査した結果、前立腺ガンによる死亡のリスクが、一日にコーヒーを6杯飲んだ人では60%減少し、一日にコーヒーを3杯飲んだ人では30%減少したと報告されています。そのほかの研究チームからも肝臓ガン、腎臓ガン、結腸直腸ガンなど様々なガンについて調査されてガン細胞の増殖を抑制する報告が上がっています。

ダイエット

コーヒーの成分であるカフェインは脂肪燃焼を促進する効果があります。カフェインが含まれているコーヒーを飲用することで血中の脂肪酸濃度が上昇し脂肪を燃焼しやすくなるのでダイエットに効果的だと言われています。

利尿作用

成分であるカフェインが交感神経を刺激して血流量が増加するため腎臓の血管が拡張して体の老廃物を尿から排出しようとするため尿の量が増えます。この利尿作用の働きでむくみの改善に効果的だと言われます。たとえば二日酔いで頭が痛いときは、頭痛の原因である物質をコーヒーの利尿作用で尿から体外へ排泄し二日酔いが解消されると言われます。

インスタントでは

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インスタントコーヒーは、豆からの抽出液を凝縮して乾燥させ粉末状にしたコーヒーです。手軽に入れることができるインスタントコーヒーより豆からドロップしたコーヒーの方が良質な成分を含んでいると思われがちですが、実際、成分の効能にはあまり変わりません。抽出する産地やメーカーにもより多少成分に違いはあり、旨みや風味も少し落ちるかもしれませんが、コーヒーとしての効果の差はほとんどありません。

ブラックコーヒーのデメリットが気になるなら

コーヒーの健康的に良い効能や効果には様々な研究報告があげられています。しかしこれは適量飲んだ時の場合であり、コーヒーはその副作用や過剰摂取による中毒も心配されています。

中でもコーヒーの成分であるカフェインは過剰摂取してしまうと睡眠の質を低下させたり、寝つきを悪くする、またカフェイン中毒も心配される問題です。健康志向が高まる現在、健康志向派の間ではカフェインの副作用や中毒の心配からノンカフェインの飲み物もコーヒーに変わり注目を集めています。

タンポポコーヒー

たんぽぽコーヒーは焙煎したタンポポの根から作られた飲み物です。水色や香ばしくて程よいほろ苦さの風味がコーヒーと似ていることからこのようなネーミングが付けられています。しかしコーヒーは全く入っておらずカフェインを含んでいないノンカフェイン飲み物です。そのためカフェインの摂取が気になる方や母乳育児(授乳中)の方、妊娠中の方、またお年寄りや子供も安心して飲むことができます。またノンカフェインなので寝る前に飲んでも睡眠の妨げになるようなこともありません。

タンポポという植物は、中国では古くから漢方薬として利用されていて、ヨーロッパでも昔から薬草とされていました。そのためたんぽぽコーヒーの効能には健康維持や美容に対してさまざまな効能があると言われています。その中でも特に母乳に関して好影響を与えてくれると言われています。

またタンポポには女性ホルモンのバランスを整えたり、女性ホルモンの分泌促進作用がある成分が含まれていることから、生理不順の解消や不妊治療のへの効果が期待でされています。そのほか利尿作用がありむくみの改善、体を温める効果があるので冷え性や便秘の改善、そして発毛や育毛に効果があると言われます。デメリットは飲みすぎるとお腹がゆるくなること場合があることです。

ノンカフェインであること、体を温める陽性食品であること、そして様々な有効成分も含んでいることなどから、タンポポコーヒーは妊娠中・授乳中の女性や、健康を目的とした人々から注目を集め、今、健康関連のテレビや雑誌にも取り上げられることがよくある人気の飲み物です。

玄米コーヒー

玄米コーヒーとは玄米を焙煎して抽出したコーヒー風の仕立てた飲み物です。健康に良い成分を多く含んでいることやダイエット効果に期待できることから今注目されています。コーヒーという名前が付いていますが、それは見た目がコーヒー似ているためです。実際コーヒーは全く入っておらず、カフェインを含んでいないノンカフェインの飲み物です。玄米をコーヒーと同じように焙煎して、挽いて、お湯で抽出して飲みます。その味はコーヒーと比べると酸味や苦味が少ないです。香ばしい香りが特徴的です。

もともとはコーヒー豆が入手できなかった時代に、コーヒーの代わりに仕方なく飲まれてきた経緯もあります。また中国では玄米コーヒーを薬用に利用してきた歴史もあり「玄神」という名前で知られていました。このように玄米コーヒーは古くから諸外国では愛飲されていたようです。近年は日本でもノンカフェインであることや、玄米の栄養分が健康に良いことなどから健康志向の人の間で話題に上がっています。

玄米コーヒーの効能は腸内環境を整えデトックス作用があり体内に溜まった老廃物を排泄する効果があり便秘の改善、それに繋がりダイエットや美肌効果が期待されています。そのほか代謝アップ、抗がん作用、抗酸化作用があると国際シンポジウムなどで発表報告されています。玄米コーヒーの副作用は今のところ何もあがっていません。しかし、無農薬とうたっていない玄米コーヒーは、無農薬ではない玄米を使っている可能性があり、そのため糠(ヌカ)に溜まった残留農薬が近年心配されています。

チコリコーヒー

チコリコーヒーとはキク科の多年生野菜であるチコリの根を刻んで乾燥させて焙煎させた飲み物です。タンポポコーヒーや玄米コーヒーと同じように見た目や風味がコーヒーに似ていることからコーヒーという名前が付いていますが、原料にはコーヒーはまるで入っていないのでカフェインを含んでいないノンカフェインの飲み物です。

ヨーロッパでは、チコリのもつ効能や効果に期待されて健康食品として重宝されています。チコリコーヒーは日本ではまだあまり馴染はありませんが、ヨーロッパではすでに定着している飲み物です。第二次世界大戦でコーヒー豆が輸入できなくなった時、コーヒー豆の代わりにこのチコリコーヒーが飲まれるようになりました。日本でチコリコーヒーを飲んでいる人はあまりいませんが、ヨーロッパ、とくにフランスでは今でもチコリコーヒーがポピュラーに飲まれています。

チコリコーヒーの効能に特に母乳の出が良くなるといわれ、母乳の出が良くない妊婦から注目を集めているようです。しかし体の中にたまった老廃物を体の外に排出するというデトックス作用も強いチコリコーヒーの効能は、妊娠中の人が飲んだ時にその作用が必要以上に働いてしまい子宮出血や流産になる恐れがあるので、妊婦にはおすすめできなともいわれます。これはかくたる確信があるものではないため、妊娠中で気になるという人は担当医にご相談されることをおすすめします。

コーヒーの効能を活用

適量のコーヒーはリフレッシュ効果があったりとその効果に期待したい飲み物です。しかし過剰摂取は体に悪影響をきたしてしまいます。コーヒーを飲みすぎてしまったなと思う時はノンカフェインのコーヒー風味の飲み物でリフレッシュをしてみてください。上手に摂取してコーヒーの健康効果に期待してはいかがでしょうか。

紅茶

紅茶の特徴

紅茶はチャノキの葉を摘んで完全に発酵させて作った発酵茶です。20ヶ国以上で生産されており、なんとお茶の生産量の約70%を紅茶が占めています。発酵茶であることはどの産地にも共通する紅茶の特徴ですが、紅茶は生産される産地によって香りや味が違い、一口に紅茶の特徴をあらわすのはむずかしいといわれています。

同じチャノキでも栽培された産地、その環境、収穫時期などによって、色(紅茶の色は「水色」と表現します)や香りそして味に違いがあるお茶だというのが、ほかのお茶と違う紅茶の特徴だといえます。紅茶の特徴をつかむにはそれぞれの産地の紅茶を見ていかなければわかりません。紅茶は産地別にそれぞれ特徴を持ったお茶なのです。

紅茶の効能

産地に関係なくチャノキの葉を完全発酵させた発酵茶である紅茶の持つ効能にはたくさん体に良い効果が期待されています。

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カテキンの効能

紅茶にふくまれるカテキンは殺菌力が強く体に有害な細菌やウイルスを防御する効能があります。そのため風邪予防やインフルエンザを予防する効果があると言われます。またカテキンは口内の食べ物のカスなどによる細菌の繁殖を抑制してくれるため口臭予防に効果もあります。カテキンと同時に紅茶にふくまれているフッ素が作用して強い歯を作り虫歯予防に効果的といわれています。

カテキンには抗酸化作用もあり、活性酸素を抑制してくれます。活性酸素を抑制してくれるということは悪玉菌を抑制し善玉菌を増やしてくれることになり、がん細胞の増殖を阻止してくれる働きや生活習慣病の予防に効果があるそうです。

紅茶の鮮紅色を出すテアフラビンの効能

テアフラビンは抗酸化性のポリフェノールで、紅茶の製造工程の発酵の過程で生成される物質です。紅茶の鮮やかな褐色はこのテアフラビンによるものです。テアフラビンは活性酸素を除去して肌の老化を防止しシミやシワになりにくい美肌への効果や、血管の老化を防ぎ高血圧や動脈硬化などの予防に効果があると言われます。

カフェインの効能

紅茶にふくまれるカフェインは中枢神経を刺激してストレスや慢性的な疲労を回復させる働きがあります。精神的なリラックス効果があります。またカフェインは脂肪の燃焼を促す効能があるのでダイエットに効果的だと言われています。

ビタミンB1、2、ミネラルの効能

ビタミンB1、2やミネラルは新陳代謝を促し肌の老化防止や体のアンチエイジングに効果がります。

紅茶の茶葉のグレード

紅茶の茶葉にはどの産地にも共通する茶葉のグレードというのがあります。これは茶葉の大きさを表したもので、紅茶の甲乙を評価するものではありません。たとえば紅茶の名称のほかに商品表示に「OP」「BOP」などという文字を目にしたことはありませんか?この表示が茶葉の大きさ(サイズ)を表したものなんです。

茶葉のグレードはそれぞれの産地の紅茶の特徴の一つになります。茶畑によって茶葉の大きさが違うのです。茶葉の大きさが違うことでも紅茶の香りや味、そしてストレートで飲むかミルクを入れるかなど飲み方も違ってきます。

茶葉のグレード

グレード 特徴
OP
オレンジペコー)
細くよじれた長い形状で、大きさは7~11mm程度です。
しっかりとむらして茶葉のよりを戻して紅茶のコクや
渋味を味わって飲みたい紅茶のタイプに使われます。
PEKO
(ペコー)
大きさは3~5mm程度です。香りやコクがバランス
よく出るサイズです。
BOP
ブロークンオレンジペコー)
大きさは2~3mm程度です。セイロン茶によく使われ
、香り、ボディー、コクを均整よく出す大きさです。
BOPF
(ブロークンオレンジ
ペコーファニングス)
大きさは1~2mm程度です。ティーバッグや水出しの
紅茶に使われます。
D
(ダスト)
大きさは0.5~1mm程度の粉末状のものです。浸出が
早いのに水色が濃く香りを強く感じることができるタイプです。
スクロールできます

上記のほかティーパックなどの茶葉向けに、早く濃く紅茶を出すCTCという製法で仕上げられた茶葉もあります。CTCとはCRUSH(つぶす)、TEAR(引き裂く)、CURL(丸める)の頭文字をとったものです。グレードは紅茶の品質には関係ありませんが、細かい茶葉は劣化しやすいというデメリットがあります。

産地別の紅茶の特徴

紅茶の特徴を見るためには産地別にその特徴を見ていかなければ紅茶の特徴や美味しさはわらないものです。紅茶の生産は現在20数か国で行われています。中でも有名な産地をあげると紅茶文化の発祥の地であるイギリス、チャノキの原産国である中国、世界最大の紅茶の生産国のインド、そのほかスリランカ(セイロン)、インドネシアケニア、オランダ、ロシアなどは特徴のある紅茶を生産している国です。

イギリスの紅茶の特徴とその味

イギリスは紅茶文化の本拠地であり紅茶の消費量は世界でも有数です。しかしイギリスではほとんど紅茶の生産は行っていません。イギリスの紅茶の特徴はイギリス以外の国で作った茶葉を使用して加工し各メーカーが紅茶のブランドを作っていることです。例えばウエッジウッド、トワイニングハロッズは日本でもお馴染みのイギリス紅茶のブランドです。

イギリスではインドのアッサムや世界の三大紅茶の一つスリランカのウバなどを特に好んで飲みます。そのためイギリスはインドやスリランカから茶葉を輸入して紅茶を飲んでいるのです。インドやスリランカの紅茶がイギリス人に好まれるわけは、昔インドやスリランカはイギリスの植民地であったため、イギリス人の口に合ったお茶が作られていたからだと言われています。

インドのアッサムは甘みが強くコクの深い味わいで香りも芳醇な紅茶です。水色も濃いのでミルクティーによく使われます。イギリス人がミルクティーを好むのはアッサムが好きだからだとも言われています。

中国の紅茶の特徴とその味

チャノキの原産国である中国ではたくさん茶葉を生産しています。中国の紅茶は特有の香りを持ちストレートで味わう紅茶が多いのが特徴です。キーモン、雲南、ラプサンスーチョンなどは中国を代表する紅茶です。中国の紅茶は蘭やバラに似た香りのほか、独特のスモーキーな香りで、茶葉は黒っぽい色をしているのが特徴です。水色は澄んだ明るい色をしています。

世界の三大紅茶の一つキーモンは生産時期が6~9月の4か月と大変短く、ごく少量しか採集されません。中でも8月に摘まれるものは最高級品で、異常な高値が付くこともある高級品です。

インドの紅茶の特徴と味

世界最大の茶葉の生産国であるインドの紅茶は種類も豊富です。世界の三大紅茶の一つダージリンをはじめ、アッサム、ニルギリなど、それぞれが個性的な味わいを持つ紅茶が揃っています。茶葉のグレードは大きいOPタイプです。特有のマスカットフレーバーが上品に香りさわやかな味わいがインド紅茶の特徴で、水色は薄い赤みをおびたオレンジ色をしています。

インド紅茶の中でも特にダージリンンは茶葉を摘む時期によって大きく味や香りが違い、3~4月に摘まれるファーストフラッシュ(一番摘み)の茶葉は浅緑っぽく、水色は淡いオレンジ色をしています。新鮮な若々しい香りの中にも力のある香味をもっているのが特徴です。普通はストレートティーで味わいます。

5~6月に摘まれるセカンドフラッシュ(二番摘み)の水色は明るく濃い目のオレンジ色をして、味はやや渋みが強いですがコクがあり、ぶどうのマスカットを口に含んだようなさわやかな香り(マスカットフレーバー)が特徴です。

10~11月に摘まれるオータムナル(秋摘み)の茶葉は肉厚でしっかりとしています。味の特徴は渋みがやや強く感じるところです。水色はやや赤みがかった濃い目の色です。ミルクティーに合うと言われます。

ティータイムを楽む

紅茶と言っても産地別にみていくと色々な紅茶があり、その産地の香りや味を試してみたくなりませんか。それぞれの産地の紅茶を飲んでいるうちに、その産地の紅茶の特色や紅茶の味や水色の楽しみ方が分かります。紅茶の効能も体に良い効果がたくさんあるようです。好みの香りや味を見つけて美味しい紅茶を楽しんでみてはいかかがでしょう。

紅茶の入れ方

産地によって特徴を楽しめる紅茶。美味しく入れてその特徴を味わいたくありませんか。そこで美味しい紅茶の入れ方を調べてみました。正しい方法で美味しい紅茶を入れてみてはいかがでしょうか。また手軽で馴染み深いティーバックでも美味しく入れるコツも調べました。

美味しい紅茶の入れ方

美味しく紅茶を入れるには「ゴールデンルール」と呼ばれるいくつかの基本的なルールがあります。ゴールデンルールに従って美味しい紅茶の入れ方をマスターしてみませんか。

水は水道の蛇口から活きよいよく出した汲みたての水を使いましょう。活きよいよく汲んだ汲みたての水は空気をたくさん含んでいて紅茶を入れるのに最適です。紅茶は軟水の水を使うと美味しく入れることができます。幸運にも日本の水道水は軟水なのです。水道水でいれるの?と思われるかもしれませんが、日本の水道水は意外に高品質でしかも軟水なのです。

日本でも地方などで水道水の水質が悪い場合は軟水のペットボトルの水でも構いませんが、ペットボトルの水を使う場合、蓋をしたままペットボトルをシェーカーを振るように何回か大きく振ってやかんに汲んでください。これはペットボトルの水に空気を含ませるためです。ペットボトルの水を使う時のポイントです。水に空気を含ませる事を忘れずに行って下さい。

沸かす時のポイントは沸騰直後の100℃のお湯であることです。やかんの蓋をあけて5円玉ぐらいの泡がぼこぼこ立つくらいが100℃の目安です。ぬるすぎや熱すぎても香り成分がよく出ませんので湯の温度は気をつけてください。

道具(ポット)

道具(ポット)に鉄分が含まれているものは使わないでください。理由は紅茶の成分のタンニンが鉄と化合してしまい香味を失ってしまうほか、水色(紅茶の色は水色という言葉で表現します)が黒ずんでしまい綺麗に紅茶の色を出すことができません。道具(ポット)は陶磁器、銀製、ガラス製のティーポットを使いましょう。用意できない場合は急須でも全く問題なくおいしくできます。

器具(カップ

紅茶は香りや味のほか鮮紅色の水色も紅茶を楽しむ目的の一つです。その水色を楽しむため紅茶をそそぐ器具(カップ)は内側が白いものがベストです。また香りが広がるように浅めの形の器具(カップ)を使いましょう。紅茶のカップの形には理由があったんです。

茶葉の紅茶の正しい入れ方

まず紅茶をいれる前に、道具となるポットや紅茶を注ぐ器具のカップにお湯を注ぎ温めておきます。その後先に説明したようにゴールデンルールに従いやかんに水を汲みお湯を沸かします。紅茶を入れるお湯の温度は沸騰直後の100℃です。100℃お湯とはやかんの蓋をあけて5円玉くらいの泡がボコボコ出ている状態が目安です。

茶葉の分量は1人分ティースプーン1杯(2~3g)が目安です。人数分の茶葉を温めたポットに入れます。また茶葉は紅茶によって大きさが違います。細かい茶葉はティースプーン中盛、大きい茶葉はティースプーンに大盛1杯にするのが茶葉の分量の目安です。

茶葉をポットに入れお湯が湧いたら、沸騰したてのお湯を人数分注ぎすぐにフタをして蒸らします。お湯を注ぐときのポイントは、沸騰したお湯を勢いよく注ぐのがコツです。お湯に空気を含ませると香りがよくたちます。お湯の分量は1杯分約150~160mlが目安です。

蒸らす時間ですが、細かい茶葉の紅茶は2分半~3分、大きい茶葉の紅茶は3~4分が目安です。おいしい紅茶をいれるには温度を下げないことが大切です。そのため蒸らしている間はポットにティージーティーマットを使かいポットを保温しておいてください。ない場合はタオルでポットを包んでおくのでも保温効果はあります。

時間が来たらポットの中をスプーンで軽くひとまぜしてください。そして茶こしで茶ガラをこしながらカップに紅茶を注ぎます。2カップ以上次ぐときはそれぞれの濃さが均一になるようにまわし注ぎしましょう。

ポットの中の最後の一滴は「ゴールデンドロップス」と茶葉の美味しさが出ている一滴と言われます。ポットをふって最後の一滴にまで注いでください。

紅茶を美味しく入れるポイント

ゴールデンルールに従い、水は新鮮な水道水で必ず100℃に沸騰した湯を注ぎましょう。ガラス製のティーサーバーを使うとよくわかるのですが、お湯の温度が最適だと、湯の対流で茶葉がポットの中で上にいったり下にいったり動きます。これを「茶葉がジャンピングする」というのですが、茶葉がジャンピングした紅茶はおいしい紅茶になります。

ミルクティーの場合のミルクは、低脂肪でもなくコーヒー用のミルクでもなく普通の牛乳が最適といわれています。また牛乳は温めないで、冷たいままか常温のものを使って下さい。本場イギリスでは冷たい牛乳を入れるのが主流だということも理由の一つですが、温めると牛乳本来の味がなくなってしまうという理由もあります。冷たい牛乳が気になる方は、ミルクピッチャーを湯通ししてから冷たい牛乳を注ぐとほんのりと牛乳が温かくなります。

紅茶を美味しく入れるためには茶葉はストレートティー用茶葉(ウバ、ダージリン、キーモンなど)とミルクティー用茶葉(アッサムなど)と使い分けることがポイントです。ミルクティーの時は茶葉を若干多目に使うと美味しく入れることができます。

ティーバックの美味しい入れ方

ティーバックでもちょっと工夫を凝らすと美味しく紅茶を入れることができます。ティーバックで入れる場合もゴールデンルールの基本は押さえておきましょう。ティーバックは1袋1杯分の分量しか入っていません。まだ色が出そうだとしても1つのティーバックは1回分しか入れることができません。ついつい色が出ていると使い回してしまいますがおいしくつくるためには分量は守った方がいいです。

ティーカップで入れる

ティーバックで入れる場合も、美味しい紅茶を入れるには、注いだお湯の温度をできるだけ下げないことが大切です。ですから使用するカップはあらかじめ湯通しをして温めておきます。これは大切なポイントです。

熱い湯を使用するカップに少しだけ(カップの1/5~1/4くらい)注ぎます。注いだ湯をカップ内で円を描くようにかるく回し、カップ全体を温めます。カップの外側が温かくなったら回すのをやめてカップを温めたこのお湯は捨てます。

温まったティーカップにゴールデンルールに従って沸かしたお湯を注ぎ、ティーバッグを静かにそっと入れます。お湯の量はティーパック1袋に対し150〜160が目安です。そのあとティーカップにフタをして蒸らします。ソーサー(受け皿)や小皿などでティーカップにフタをしてしっかり蒸らすことが大切です。

蓋をすることで、紅茶が冷めにくくなりよく抽出されます。また紅茶の香りも逃がしません。このひと手まで味がアップします。意外かもしれませんが、カップについているソーサーはカップの大きさにも合っており蓋がわりに便利に利用できます。「ソーサーを蓋にする」と感じるかもしれませんが、格別行儀の悪いことではありません。ソーサーを便利にご利用ください。

蒸らす時間は1~2分くらいが目安です。時間が来たらティーバックを軽く2~3回揺らしてから取り出し、ソーサーを軽くふいてカップをのせればティーバックで入れた美味しい紅茶の出来上がりです。ティーバックを取り出すときには軽く上下に振ってティーパックに溜まっているお湯を切るのみにしましょう。

ついつい味を濃くしようとティーバックをスプーンの底を使ってギュッと絞ったり、ティーバックについている紐でティーバックを絞るようなことはしないでください。苦味などの雑味が出てしまい紅茶の美味しさがなくなってしまいます。

美味しい紅茶を入れる

正しい入れ方で入れた紅茶はその紅茶の持つ特徴がしっかりと味わうことができます。産地によってそれぞれ香りや味や水色に特徴のある紅茶!ぜひ正しい入れ方をマスターして美味しく味わってはいかがでしょうか。

肝臓の元気パワー ウコン茶

ウコンとは

ウコンはショウガ科

ウコンはショウガ科に属する多年生の植物です。
別名にはクルクマエ、クルクミン、ウコン根などがあります。
また、英語名にすると、調味料としても知られているターメリックになります。
ターメリックといえば、ピンとくる食べものがありませんか?
そう、ターメリックは料理のスパイスであり、カレーパウダーの主要成分でもあるのです。
しかし、ウコンが使われているのは料理だけではありません。
ウコンはじつに2000年以上に渡って、アジア料理だけではなく、布の染料、化粧品などに使用されてきたといわれています。
さらには、インドの宗教儀式にも使われているというのだから、ウコンの用途の広さには驚いてしまいます。

一方、ショウガはショウガ科ショウガ属の多年草で、こちらもウコンと同じように香辛料や生薬として用いられています。見た目は、ウコンも生姜も非常によく似ています。
ショウガは2~3世紀頃に、中国から日本へ伝わったとされています。
この頃は主に薬用植物として栽培されていましたが、江戸時代頃から食用として広く栽培されるようになります。ショウガ特有の辛味と香りは、日本料理だけではなく、世界各地の料理に香辛料として利用されています。
その活用方法は実にさまざまで、肉類や魚類の臭みを消す、紅ショウガや味噌や醤油に漬けたショウガなどの箸休め、薬味としてのおろしショウガ、さらにはお菓子などの加工食品などで、たくさんの量が消費されています。

ウコンの色

実はウコンは、カレー料理のスパイスとしてだけではなく、あのカレー特有の黄色い色付けにも用いられています。
では、私たちの食卓でよく見かける、ウコンを使ったものといえば何でしょう。
それは、漬物の「たくあん」です。ウコンの根茎に含まれているクルクミンという成分が、料理の時の染料として広く使われているのです。
こんな身近にウコンがあると知っている人は、案外少ないのではないでしょうか。
たくあんの他には、お正月のおせち料理に入っている「栗きんとん」の、あの黄色い「きんとん」の部分にも、使われています。
ウコンの染料を利用することで、自然に黄色く変色させるよりも、天候や環境に左右されることなく、いつでも同じ色に着色することができているのです。

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春ウコンと秋ウコン

ウコンの根茎を利用するものとして、春ウコン、秋ウコン、という言葉を聞いたことはありませんか?では、春ウコンと秋ウコンにはどのような違いがあるのでしょうか。

【春ウコン】

正式な名称は「キョウオウ」といいます。
春ウコンと呼ばれる由来の一つに、4月から5月にピンク色の花を咲かせる、というのがあります。
味は強い苦みと辛さがあり、食用には不向きとされ、健康食品などに加工して利用されています。
また、春ウコンは「ワイルドターメリック」とも呼ばれています。
健康維持に役立つ、クルクミンが多く含まれています。

【秋ウコン】

一般的にウコンと呼ばれるものは、この秋ウコンを指します。
春ウコンと違い、秋ウコンは7月から8月に花を咲かせます。
この秋ウコンの英語名が「ターメリック」なのですが、調味料として粉末にされたものを、ターメリックと呼ぶことが多いようです。
クルクミンの含有量は、春ウコンよりもはるかに多くなっています。※2、4、5

ウコンに含まれるクルクミン

クルクミンはウコンの主成分であり、ポリフェノールに分類されます。
健康な身体をサポートする作用が期待され、今注目の機能性成分でもあります。
ただし、ワーファリン等の血液凝固抑制薬剤を服用している場合には、クルクミンによる必要以上に血が固まりにくくなる作用で薬の働きを強める可能性が考えられるため、飲み合わせには注意が必要です。
両方を併用する場合は、担当医に相談の上、副作用が起きないように、摂取量を検討されることをお勧めします。
また、何らかの理由により、鉄分の制限食を摂っている人は、ウコンの摂りすぎに注意する必要があるといわれています。
特に、アキウコンを使った健康食品などの中には、鉄分を多く含むものがあるため、注意が必要です。
少しでも気になることがあったら、まずは担当医に相談してみましょう。
では次に、クルクミンの機能性成分の力に迫ります。

クルクミンはポリフェノール

ポリフェノールとは

近年、ビタミンやミネラルなど、身体の生理機能を高める機能性成分が注目を集めています。機能性成分とは、生命維持には絶対必要ではないけれど、健康の維持や元気な身体を作り出すためには大事な栄養成分のことです。
この機能性成分には第6の栄養素ともいわれる食物繊維、ポリフェノール、乳酸菌、キトサン、コンドロイチンなど、数多くの種類があります。
最近よく耳にするフィトケミカルファイトケミカル)も機能性成分であり、少し難しい言葉では「非栄養素系食品因子」と呼ぶこともあります。

では、ポリフェノールという言葉を耳にしたことがありませんか?
ポリフェノールは、このフィトケミカルの代表的な成分です。
私たちの体は日々、食事に含まれる栄養素から、エネルギーを作り出しています。
また、呼吸することで酸素を体内に取り入れて、取り入れた酸素は何兆個もの細胞に届けられています。
この酸素を得ることで、私たちは当たり前のように、生命を維持しているのです。
しかし、酸素を取り入れて利用するということは、体の中にサビを作ってしまうことでもあるのです。
切ったリンゴをお皿の上に放置しておくと、リンゴの色は茶色っぽく変わっていきますよね。この現象は、リンゴの切り口が酸素に触れることで、「酸化」という反応を起こしているためです。その結果生み出されてしまうのが、「サビ」なのです。
実は体内でも、同じようなことが起こっています。これを防いでくれる成分が、ポリフェノールです。
このポリフェノールにはたくさんの種類があり、その働きは種類によって変わります。
では、次にポリフェノールにはどのような種類がるのか見ていきましょう。※8、9

ポリフェノールの種類

ポリフェノールは、ほとんどすべての植物に存在しています。
そのため、種類もそれだけたくさんあります。
大きく2種類に部類すると、淡黄色や無色の色素であるフラボノイド系のものと、カテキンアントシアニンなどのノンフラボノイド系のものです。
では、ポリフェノールの種類と多く含まれる食品を合わせてご紹介します。※1


クルクミンは黄色い色素成分で、ナスニンはアントシアニン系の紫色の色素成分、テアフラビンは紅茶の発酵過程で作られる橙赤色の色素成分です。
野菜や果物は緑や赤、黄色に紫などといった色鮮やかなものが多いです。
毎日キレイな色の野菜をたくさん食べていれば、自然とたくさんの種類のポリフェノールを、摂取できることになります。
色のポリフェノールに加えて、じつは味のポリフェノールもあります。
お茶やコーヒーなどの、あの特有な苦みや渋みの元は、ポリフェノールなのです。
では、つづいて味のポリフェノールのご紹介です。

  • ヘスペリジン、ナリンゲニン:グレープフルーツなどの柑橘類の皮
  • カカオマスポリフェノール:チョコレート、ココアなど
  • カテキン:緑茶に最も多く、その他は番茶、紅茶など
  • 大豆サポニン:大豆、大豆製品
  • ショウガオール:ショウガ
  • クロロゲン酸、カフェ酸:コーヒー


ショウガにはジンゲロールと呼ばれる辛み成分があります。
この辛み成分は、加熱するとショウガオールと呼ばれる成分へと変化します。
また、コーヒーを焙煎することによって、クロロゲン酸はカフェ酸に分解されます。

ポリフェノールは掃除屋

ポリフェノールの化学構造上の大きな特徴は水酸基(OH基)を持っていることです。
ポリフェノールは、私たちの身体の元気を支えるスカベンジャー(掃除屋)とも呼ばれています。この力は、植物が紫外線の害から自身を守るために、アクや色素などの成分を作り出しているものだと考えられています。
植物が自分を守るために作り出した成分なのですから、人間にもよい作用があるのは納得ですね。※8

ウコンの効果的な摂り方

ウコンの元気パワー

ウコンの元気パワーであるポリフェノールは、とても吸収されやすいものとなっています。このポリフェノールパワーは、摂取してから約30分後には発揮され始めます。
これは、ポリフェノールが水に溶けやすい形で含まれているためです。
しかし残念なことに、ポリフェノールは長時間その力を発揮することはできません。
水に溶けやすいということは、外に排出されやすいということにもなるのです。
つまり、ウコンは一度だけ摂取すれば良いのではなく、定期的に摂取することで常に力を発揮してくれる、ということになります。

食べるもので私たちの体はできている

私たちの体は、食べたものでできています。
人間の体は60兆個もの細胞が寄り集まっており、その細胞の活動は、毎日の食事から摂りこむ栄養素で成り立っているのです。
昨今の私たちを取り巻く環境は、電磁波や紫外線、農薬、さまざまな病原菌やウイルス、また食品添加物などといった、体に不調を招くもので溢れかえっています。
では、この環境でも元気に過ごせる体と、元気をなくしてしまう体との違いは、どこにあるのでしょうか。

もともと、それぞれの人が持つ体質や、遺伝などの要因も、ある程度は関連しています。しかし一番の違いは、日々の食生活や、生活習慣の違いにあります。

「食べる」ことは大切なことですが、自分の好きなもの、食べたいものだけを食べる食生活では、実際に摂りこむ栄養素の面で、大きな違いが出てきてしまいます。
人が元気な体を維持していくためには、45~50種類の栄養素をバランスよく摂取することが、健康への近道であるといわれています。

また、日ごろから十分な睡眠をとり、体の中にエネルギーを充填し、元気な体を支えていく生活習慣が、私たちの元気の元になります。

元気な毎日のために栄養バランスと向き合おう

わたしたち日本国民は、健康に対しての関心を年々深めているといわれています。
それは、食品の多様性からみても、明らかなのではないでしょうか。
またその名称も、健康食品やサプリメントをはじめ、健康補助食品、機能性食品、保健機能食品、特定保健用食品、栄養機能食品、特別用途食品など、実に多くの名称があり、細かく分類されています。これらは国が制度を作り、機能等の表示を許可しているものと、それ以外のものに分類することができます。
保健効果や健康効果が期待できる製品には、特別用途食品、保健機能食品(特定保健用食品・栄養機能食品)があり、健康食品には機能性食品、栄養補助食品、健康補助食品、栄養強化食品、サプリメント、栄養調整食品などがあります。
これらの製品の成分や機能、用量などを十分に理解せず、「コレが有れば大丈夫!」などと過大評価をして手あたり次第に摂取することは、逆によくない結果を生んでしまう可能性があります。
例えば、「天然」や「自然」という言葉は、安全というイメージを抱きませんか?
天然食品、自然食品といわれるものでも、アレルギー反応を起こすことは十分に考えられます。ウコンでいえば、クルクミンに対しては問題が無くても、それ以外の成分に対し、過剰に反応してしまうことがあります。
また、「食品」として普段の食事から摂る分には問題が無くても、品質のレベルや摂取量によっては、栄養バランスが崩れてしまい、思いがけない反応をすることもあります。

元気で健康な毎日のためには、まず現状の食生活やライフスタイルをしっかりと見直しましょう。いろいろな栄養素がバランスよく組み合わさってこそ、私たちの体は元気で健康な体へと変化していくのです。日々、私たちの身体の細胞は生まれ変わります。
いつからでも、自分の体のリセットを始めることは、可能なのです。

さいごに

ウコンの元気成分「クルクミン」は私たちの元気な毎日をサポートしてくれます。
カレーにはもちろん、パンケーキの生地に混ぜ込んだりしても、美味しく、見た目にも美しく、元気を得ることができます。
時には美味しく、時には手軽にウコンを摂取していきましょう。
栄養の宝庫「ウコン」をしっかり摂取して、今日の元気、そして明日の元気へとつなげていきましょう。

ルチンという栄養素が豊富に含まれているお茶 そば茶

そば茶

そば茶の原材料はそばの実です。
そばの実を焙煎(ばいせん)などすると、そばが持つ独特の風味や香りをお茶として楽しむことができます。
しかし厳密に分類すると、実はそば茶はお茶ではありません。お茶とはツバキ科の植物であるチャノキの葉を原材料としたものを指すので、そば茶は茶外茶というジャンルに分類されています。
そば茶を飲む際に豆知識として知っておくと、話のネタになるかもしれません。

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そば茶の原材料は2種類

そばの実を原材料にするお茶は、実は2種類存在します。
私たちが日常で口にすることが多い、いわゆる「普通のそば」と「韃靼(だったん)そば」です。同じそばですが、大きな違いがあります。そばにはルチンという栄養素が豊富に含まれているのですが、韃靼そばは、普通のそばに比べてルチンの含有量が約120倍といわれています。

味で比較すると、韃靼そばは苦みが強く、日本では普通のそばの方が広く流通しています。しかし、海外ではどちらも幅広く使用されているのです。近年、健康志向の高まりに合わせて、ルチンの豊富な韃靼そばが日本でも注目を浴びつつあります。
もともと、普通のそばと韃靼そばの原産地は別々といわれていましたが、現在では両方とも中国雲南省が原産地であるという説が有力になっています。

そば茶に含まれている栄養

そば茶に含まれている代表的な栄養素はルチンです。
ポリフェノールの一種であるルチンが豊富に含まれているので、老化の原因ともいわれている酸化を抑える働きが期待できます。
このルチンは穀物の中では唯一、そばだけが持っています。さらに韃靼そばにおいては、前述のとおり普通のそばの約120倍含まれているのです。しかし韃靼そばには苦みがあるため、健康のためとはいえ日常的に飲むのは苦手というひとも多いでしょう。
そこで、普通のそばの実と韃靼そばの実をブレンドし、できるだけたくさんのルチンをおいしく取れるようにしたのが「信州そば茶」なのです。

他にも、スイーツやお酒好きには積極的に摂取してもらいたいビタミンB1 や、美肌にもおすすめのビタミンB2 とシス・ウンベル酸を取ることができます。
さらに、現代人の食生活では不足しがちである亜鉛カリウムマグネシウムなどのミネラルや食物繊維、レジスタントプロテインなどが豊富に含まれています。

冷え性改善

女性にとって大敵である、冷え性を抑える強い味方になってくれるのが、そば茶に豊富に含まれているルチンです。
ルチンはビタミンCと一緒に働くことで、血管を強くしたり、ビタミンCの吸収を高めたりします。血管が丈夫になることで、血液が体の隅々までにいきわたり、冷えの解消が期待できるのです。

ただしそばにはビタミンCが含まれていないので、そば茶を飲む時にはみかんや柿など、ビタミンCが豊富に含まれているものを一緒に食べることをおすすめします。
また、体の冷えがつらくなる秋から春先にかけての季節には、温めてから飲むのもおすすめです。

美肌に効果

ルチンにより血管が丈夫になり柔軟性をもつことで、体の隅々に血液や酸素、栄養素が運ばれて代謝が上がります。
また、抗酸化作用があるのもルチンの特徴です。肌の老化を引き起こす酸化を抑えるので、美肌だけでなくアンチエイジングも期待できます。
加えてそば茶には、シミやそばかすの原因とされているメラニン色素の生成を抑制してくれる、シス・ウンベル酸という栄養素が含まれています。聞き慣れないかもしれませんが、この栄養素は美肌には欠かせないビタミンCのサポートをします。そのため、そば茶とビタミンCの組み合わせはおすすめなのです。

ダイエットにも

そば茶には食物繊維も豊富に含まれており、その80%は不溶性食物繊維です。
水に溶けない食物繊維なので、水分を吸収して膨らみます。それにより腸が刺激され、便通が促されるのです。
基本的に不要なものの75%は便から排出されるといわれているので、便通をよくすることは、体に不要なものをため込まないことにつながります。加えて、ルチンにより代謝が上がることで、さらなるダイエット効果が期待できます。

全世代で飲める

お茶といえばカフェインをイメージする人も多いですが、そば茶はノンカフェインです。
カフェインは交感神経を刺激するので、大人以上に影響を受けやすい子どもは多量の摂取を避けたいところ。また、胎児への悪影響についてもいわれていることから、妊娠期や授乳期にもできれば避けたい成分の一つです。 そのためノンカフェインであるそば茶は、全世代が安心して飲むことができる飲み物なのです。
 ただし、アレルギーをお持ちの方は注意が必要です。
そばはアナフィラキシーショックという重篤なアレルギー症状を引き起こす危険性がある食べ物の一つです。そばアレルギーをお持ちの方は、絶対に飲まないように注意しましょう。

そば茶と相性が良いかんたんおすすめレシピ

そば茶はビタミンCの働きをサポートするルチンが豊富に含まれているのですが、ビタミンCを含んでいません。
そのため、ビタミンCが豊富な食材と一緒に取ることがおすすめです。
今回はビタミンCの豊富なブロッコリーを使った簡単レシピをご紹介します♪

ブロッコリーのガーリック塩煮】

材料
ブロッコリー 1株
・にんにく 1片
・塩 3つまみ
・オリーブオイル お好みで

1. ブロッコリーを洗い、小房に分ける。茎の部分は皮をむいて、短冊切りにする。
2. にんにくは皮をむいて、薄くスライスする。

3. 鍋に1と2をいれて、塩を全体に振りかける。大さじ1の水をふりかける。
4. フタをして弱火で約12分火にかける。

5. つまようじを茎の部分に刺し、柔らかくなっていたら火を止めて、お皿に盛りつける。お好みで、オリーブオイルをまわしかけたらできあがり。

是非、ご自宅でそば茶と一緒にお試しください。

外でも自宅でもそば茶は簡単に楽しめる

そばの香ばしい香りを楽しむことができるそば茶は、ちょっとひと手間にはなりますが、寒い季節には少し温めてから飲むことで、より香りを楽しんで飲むことができます。
温める際はペットボトルから耐熱のマグカップなどに移してレンジで温めてください。
また寒い季節には、朝に温めたものをタンブラーに入れて持ち運びするのもおすすめ。

2020年の1月にはティーパックのそば茶も販売予定なので、
淹れたてを手軽に楽しむことができるようになりますよ。

美味しいだけじゃない、そば茶の魅力伝わりましたでしょうか?
健康の為、美容の為、毎日の生活にそば茶を取り入れてみてはいかがでしょうか?

コーンスープとは違う コーン茶(とうもろこし茶)

コーン茶(とうもろこし茶)

ほのかに甘い味わいが楽しめるコーン茶(とうもろこし茶)は、日本ではまだ馴染みが薄いお茶の一つとおもいます。しかし、お隣韓国では一般的に飲まれており、日本でいう緑茶と同じように舌に馴染んだお茶でもあります。

コーン茶は、美容大国と最近いわれる韓国が好んで愛飲している人が多いそうです。読んで字の如く、原料となるとうもろこしの実を乾燥させて炒り、お茶にして飲みます。コーン茶と見聞きするとコーンの粒が入っているのでは、と考える方もいますが、一般的なお茶のように粉末状をしているお茶ため、広い世代で楽しめるお茶になります。

また実ではなくとうもろこしのヒゲを煮出して飲むヒゲ茶もあります。

コーン茶の味

コーン茶知名度が低いことから、どんな味か検討が付かないという方も多いですが、コーン茶の味はホットでもアイスでも美味しく飲めるようなクセのない味です。

コクがあるため一般的なお茶に飽きてしまったという方にもおすすめのお茶と言えるでといえます。また、コーン茶が馴染み深い韓国では飲食店にも置いてあるほどで、場合によっては日本で展開している韓国料理のお店でもこのコーン茶を楽しむことができます。

水出しでコーン茶

日本ではまだまだ特殊なお茶という部類のコーン茶ですが、作り方が面倒なのではと考える方もいるでしょう。しかし、コーン茶はよりお手軽に楽しめるようにと、水出しで作れるものも販売しています。水出しであれば普段と同じように常備できるため、誰でもコーン茶を冷蔵庫に置いておくことができます。ただ水出しの場合は緑茶同様にうすい感じです。

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コーン茶の効果や効能

韓国が発祥で、更に常飲されているとなれば、どのような効果や効能が得られるのか期待できるところですよ。コーン茶がこれだけ飲まれている理由にはやはり女性に嬉しい効果や効能がたくさんあるからなのではないでしょうか。

活性酸素の生成を抑制

コーン茶に含まれるβカロテンなどの栄養素が作用して、活性酸素の生成を抑制してくれます。活性酸素が生成されてしまうと、シワやシミ、たるみなどの老化肌を加速させる事態になり兼ねないため、肌の酸化を防ぐ成分を含んだコーン茶は健康で美しい肌を保ち、美肌作りに大きな力となってくれます。

ビタミンEで冷え症の予防や緩和

コーン茶に含まれるビタミンEには、血管を広げて血流を良好にする働きがあるため、体の芯まで血流が行き届くことにより、体を温めて冷え症の予防や緩和に役立ちます。

コーン茶の糖質量は微量

糖質制限をしている方が最も気になるのはコーン茶の糖質ですが、市販のコーン茶に含まれる糖質は、100mlあたり0.2g程度と非常に微量です。コーン茶の糖質はわずかな量しか含まれないため、糖質をなるべく抑えたいという方にはよいのかもしれません。

コーン茶のアレルギーや副作用

コーン茶の魅力はカフェインが含まれていないことも挙げられます。ノンカフェインならば妊娠中の方や小さい子供でも飲むことができますが、もともとの原料はとうもろこしのため、アレルギーを持っている方は飲むのを控えた方が良いでしょう。また、コーン茶にはカリウムが含まれており、たくさん飲むと利尿作用が働きます。特に夜間は注意し、飲んだ後トイレに行くか、量をセーブして楽しむようにすると良いですよ。

コーン茶の作り方

手作り志向の方や市販のものは何が入っているか分からないから怖いという方は、コーン茶を手作りしてみるのも良いでしょう。

コーン茶を作る際、必要になるのはとうもろこし一本と水の1200mlのみです。作り方も至ってシンプルで、用意したとうもろこしの実を芯から剥ぎ取り、100℃に設定したオーブンで2時間半程度加熱していきます。作り方はシンプルなのですが、時間に余裕がないとこの加熱時間がネックになりますね。

じっくりオーブンで加熱していくと、そのうちとうもろこしの表面に焼き目が付いてくるため、香ばしく良い香りが漂ってきたらオーブンから取り出します。

次に、鍋の中に水を入れて沸騰させたら焼き目が付いたとうもろこしとひげを投入し、4~5分程度煮出したら完成です。飲む際に邪魔になるため細かい粒やひげはきちんと綺麗に取ってからお楽しみください。という説明をしておきながらやはり面倒なので、わたしは市販のティーバッグを使っています。

個人的にですが寿老園の国産 コーン茶(3g×12袋)が美味しいです。

コーン茶で元気な体作り

コーン茶についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。まだまだ日本人には知名度の低いお茶ですが、一風変わったものが飲みたいという方は是非コーン茶を試してみてください。一息つく際や、食事中など、どのようなシーンにも合うコーン茶は元気を作る飲み物でもあるため、日常の中で上手にコーン茶を摂っていきましょう。

コーンポタージュとコーンスープの違い

料理やお菓子の味などで、コーンポタージュはよく知られています。
コーンをすり潰したスープのことを言いますが、コーンスープもよく耳にする料理名です。コーンスープとコーンポタージュ、一見同じように見えませんか。

実はこの2つ少し違う点があるから言い分けられているのです。

コーンポタージュとは

コーンポタージュは、裏ごししてコーンが実として入っていないスープ。
スープを漉し、手間がかかっていて、舌触り、食感がなめらかです。
ポタージュ(potage)はフランス語で鍋を意味し、鍋で素材を煮込んでブイヨンを作ったことから由来すると言われています。

コーンスープとは

コーンスープはそれを取り除かずにそのままコーンと一緒に食べるスープ。
つぶつぶ感が残るので、コーンの食感を楽しめます。2つはつまり料理のコンセプトの違うといえるのです。興味のある方はぜひ食べ比べてみてはいかがでしょう。

中国製法の伝統的なお茶 烏龍茶

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クセのある烏龍茶

 

お茶大国日本は昔からいろいろな場面でも健康のためにお茶を愛飲してきました。

数多く存在する種類の中でも少しクセのある烏龍茶が一番好きという人も多いのではないでしょうか。定期的に飲みたくなる烏龍茶はコンビニやスーパーなどで手軽に購入できますが、そもそも烏龍茶は茶葉を摘み取り、発酵の手順の途中でわざと発酵を中断させて製造する中国製法の伝統的なお茶のことを指します。途中で発酵作業を止め、完全に発酵させないからこそ烏龍茶のあの独特な香りと味わいが出てきているのです。

烏龍茶の由来

烏龍茶という名前は鳥や龍という漢字が付いていて、いかにも中国らしさを感じられますが、烏龍茶の名前の由来となっているものはまさしくその鳥と龍にあります。

お茶の葉が鳥の羽をイメージするように黒褐色をしており、龍を連想させるように曲がりくねった姿をしていることでこの名前が付けられたと言います。

他にも烏龍茶の茶葉を初めに摘んだ人の通称が鳥龍だったという説や鳥を黒とし、龍を中国皇帝としたことで「黒い皇帝のお茶」という意味を持つなど歴史の深い烏龍茶には様々な説や言い伝えが残っています。

烏龍茶の効果とは

烏龍茶の効果で大きな期待を持てるのがダイエット効果です。昔から良く言われていましたが、烏龍茶にはウーロン茶ポリフェノールという成分が含まれており、脂質の分解や吸収の働きを行う消化酵素である膵リパーゼの働きを抑えることによって、体内で脂質の吸収をせずに腸まで運んで排出させてくれます。

その結果、脂っこい脂質多めの食事をしても烏龍茶の手助けで太りにくい体作りをしてくれるということになります。

また、烏龍茶にはむくみ解消の効果もあります。烏龍茶にはカフェインが含まれていることで体内に溜まった水分を尿の量を増やして外に排出するよう促してくれるのです。

また、老化を早めたり体の不調に繋がる活性酸素という成分をウーロン茶ポリフェノールが減らしてくれることでアンチエイジングに効果があったり、虫歯の原因となる細菌の固まりを減らすこともラットを用いた実験で判明しているため、烏龍茶は体にとってたくさんの嬉しい効果をもたらしてくれることが分かります。

烏龍茶の種類

烏龍茶と一口に言ってもその種類についてはいまいちよく分かっていない人が大半でしょう。実は烏龍茶の種類があるということではなく、烏龍茶が種類の中の一つなので詳しい烏龍茶のカテゴリーについても知っていきましょう。

烏龍茶は青茶の種類

歴史の深い烏龍茶には様々な種類が存在しそうですが、実は烏龍茶に種類があるのではなく、烏龍茶が青茶(チンチャ)というお茶の中の種類に該当します。正確には青茶の中にある種類が烏龍茶なのですが、現在では青茶を烏龍茶と表記しても通じるので間違いではありません。

半発酵茶の状態を青茶と呼び、発酵途中の色合いが銀青色になるためそのような名前で呼ばれています。そもそもこの青茶は発酵が15%~80%と度合いの幅が広くあり、この種類によって発酵の度合いが異なります。

更に青茶の銘柄によっては、種類の他にも茶葉の状態のグレードを表す特級、一級、二級、三級などがあり、茶葉のランキングのようなものもあるので烏龍茶は非常に奥が深い複雑な飲み物なのです。

凍頂烏龍茶(とうちょううーろんちゃ)

早速烏龍茶(青茶)の種類についてです。まずご紹介するのは凍頂烏龍茶という台湾を代表とした銘柄の種類です。台湾広域で栽培が行われている烏龍茶で緑茶に近い味わいをしていますが、日本の緑茶と比較すると独特の爽やかな香りを持っているのがこの烏龍茶の特徴です。ちなみに凍頂烏龍茶はメチル化カテキンの含有量が多いため、現代病である花粉症に効果的と言われています。

東方美人茶(とうほうびじんちゃ)

何だか名前を見聞きしただけで飲みたくなるようなこの烏龍茶は、上記の種類と同様に台湾で作られている種類です。ただ発酵の度合いが高く作られているため甘く香り高い紅茶のような感覚で飲める少し変わった烏龍茶の種類になります。

武夷岩茶(ぶいがんちゃ)

少し難しい名前をしているこの烏龍茶は、中国の福建省北部の武夷山市というところで作られている烏龍茶になります。樹が風化し、山肌の岩に生育していることからこの呼び方になったとされ、舌がかなり肥えた人でも感じられる芳醇な香りと渋味、そして独特な甘さを感じられるのが特徴です。世界の烏龍茶の中では最も貴重なものとされ、時には300万円の高値が付いたこともあるある意味恐ろしい烏龍茶でもあります。そんな質の良い烏龍茶だからこそ、何度煎じても味と香りが長持ちする魅力を持っています。

鉄観音(てつかんのん)

この鉄観音という種類の烏龍茶は、烏龍茶の銘柄でも名の知れた有名な種類です。福建省、安渓県などで作られている高級茶です。烏龍茶の種類の中ではたったの5%程度しか生産量がなく、茶葉を強く揉んで形が丸みを帯びているのが特徴です。心地の良い香りと甘さ、その中にもお茶としての苦味などが後を引く味わいをしています。

水仙(すいせん)

烏龍茶の種類はまだまだたくさんあり、水仙という種類は甘さのある味わいで独特の甘い香りを発するのが特徴です。他の烏龍茶と異なる点は鮮やかな赤褐色をしていることで、生産量の多いこの種類は烏龍茶の約半分を占めています。

その他にも黄金桂(おうごんけい)や色種(しきしゅ)などといった種類もあり、烏龍茶と言っても非常にたくさんの種類があることが分かります。しかし、それぞれ香りや渋み、甘さなどが異なってくるので、個々のお好みの味と香りの種類が見つけられることでしょう。 

烏龍茶の飲み過ぎのデメリット

烏龍茶は一見ただのお茶なのでいつどのようなときに飲んでもデメリットや心配事はなさそうですが、飲むときに何か気を付けなければいけない注意事項はあるのでしょうか。

空腹時は避ける

烏龍茶にはコーヒーほどではないですが、カフェインを含んでいるため空腹時に大量に飲むとお腹の不調を引き起こす可能性があります。胃に何も入っていない状態では大量に摂取した烏龍茶のカフェインが消化器官に刺激を与え、下痢や腹痛を引き起こすこともあります。

烏龍茶の飲み過ぎで起きるデメリット

烏龍茶はさらっとした口当たりでいくらでも飲めてしまいますが、烏龍茶の飲み過ぎは下痢や腹痛だけではなく、利尿作用の影響で反対に水分不足を引き起こすデメリットがあります。

水分補給のためにたくさんの烏龍茶を飲む行為は一見何も問題はなさそうですが、実はこういった水分不足に陥る危険性もあるので空腹時は避け、食事中に飲んだり喉が渇いたときに適量飲むなどの正しい飲み方をしましょう。

烏龍茶の入れ方

烏龍茶を美味しく入れるために必要なものは茶壺(チャフー)や茶杯(チャハイ)、茶盤(チャバン)などが必要なのですが、本格的な道具なので家にない場合が多いと思います。しかし、茶壺は急須、茶杯は湯呑、茶盤はボウルで代用が可能なので家でも十分美味しい烏龍茶を入れることができますよ。

入れ方としては、まず茶壺にお湯を入れてしっかりと容器を温めた後、茶杯にお湯を移して同様に容器を温めます。美味しい烏龍茶のためにはこの温める過程が重要なのでしっかりと温めていきましょう。次に烏龍茶の茶葉を5g程度茶壺に入れて80~90度のお湯150mlをそのまま茶壺に注ぎます。最後に1分程度蒸らし、温めた茶杯に同じような濃さになるように注いだら美味しい烏龍茶の出来上がりです。

伝統的な烏龍茶を楽しむ

中国製法で作られている烏龍茶はキレイの秘訣が詰まっているお茶です。すっきりとしていて少し独特な味わいは不思議とどのような場面にも合います。ダイエット効果が強い烏龍茶は中々体重が落ちない女性にとって嬉しいものですから今一度烏龍茶にスポットを当てて生活の中に組み込んでみてはいかがでしょうか。