元気の日記

自分が元気に頑張れるようになる為のブログ

体の仕組み 目

五感のうちのひとつ「見る」しごとをする、視覚(しかく)の器官です。

眼球(がんきゅう)の大きさは10円玉より少し大きいくらいのサイズです。

目のはたらき

目は球体状のレンズになっていて、外の景色を写すカメラのようなはたらきをしています。

目の物のみかた

目に写った像は一度逆さまに写ったあと、またもどって脳で正しく見えます。

ものが見えるしくみ

光は角膜(かくまく)を通り、瞳孔(どうこう)、水晶体(すいしょうたい)を通過して網膜(もうまく)にあたります。水晶体(すいしょうたい)がレンズの役割をし、網膜がフィルムの役割をしています。網膜では明るさ、形、色が認識され、その情報が視神経(ししんけい)を通って脳に伝わることで、物が見えます。

なぜ目はふたつあるのか

スマホを手に取り顔を近づけて、右と左、片方ずつ目を閉じて見てください。違って見えるはずです。

像の映り方は

ふたつの目で見ることによって物がより立体的に見えるのです。

ふたつの目でみる

左右の目で見た情報は、脳で左半分と右半分のデータが合わさり、物をより立体的にとらえることができます。また、前後にある物を同時に見ることで、脳で前後ふたつのデータが合わさり、遠近感をつかむことができるのです。

遠近感の実験

どちらか片方の目を閉じると、立体感や遠近感を感じにくく、うまく距離感がつかめなくなります。では、実験してみましょう。

【1】まず両目を開けたまま、左腕と右腕を前にピンと伸ばし、両手の人差し指どうしを合わせてみましょう。両目を開けているときは、指の先端(せんたん)を簡単に合わせることができますね。

遠近感の実験

【2】つぎに、目を10秒ほど閉じ、片目を開け、同じことをしてみましょう。片目になると、距離感がつかみにくいために、両目で試したときよりも、うまく合わせることができにくくなります。

遠近感の実験

左右の目で見たものは、脳に伝わって合体されます。
これを、融像(ゆうぞう)ともいうで、遠近感や立体感として感じとることができます。

左右の網膜(もうまく)に映った像を脳によって融合(ゆうごう)し、一つの像として認識するはたらき。眼球の運動や大脳皮質の視覚中枢(しかくちゅうすう)のはたらきによって実現される。左右の網膜に映る像の位置が微妙(びみょう)に異なることから、遠近感や立体感を知覚することができます。

正視、近視、遠視、乱視

目のピントが合わなかったり、ぼやけて見えてしまうことを、屈折異常(くっせついじょう)とも呼びます。

屈折異常

色々な見え方があります。それでメガネやコンタクトレンズで調整します。

カメラはレンズを調節してフィルムに近づけたり、遠ざけたりしてピントを合わせていますが、人の目では水晶体(すいしょうたい)の厚さを変化させることによって、物の姿が正しく網膜(もうまく)のうえに写るように調整しています。これにより、遠くの物や近くの物を正しく見ることができるのです。

【正視(せいし)】・目が調節〈水晶体の厚さが変化しピントを合わせること〉をしていない時に、遠くのピントは網膜に合っている。近くのピントは網膜の後にずれるので、近くのピントは調節により網膜に合う。調節によるピントは前方にのみ動きます。近視、遠視、乱視はピントをうまく合わせられない状態です。

【近視(きんし)】・目が調節していない時に、遠くのピントは網膜より前方に合っていて見えにくい。近くのピントは網膜の後にずれて近くのピントが合う。

【遠視(えんし)】・目が調節していない時に、遠くのピントは網膜より後方に合っていて見えにくい。近くのピントはさらに後方にずれる。遠くも近くも調節により網膜にピントが合う。近くはより調節力が必要なために目が疲れやすくなる。

目が病気になると

テレビ画面の見過ぎはよくない

ずっと見ていると目や神経が疲れたり色々な症状(しょうじょう)が出たりします。

ゲームもついつい熱中してやりすぎちゃうんだよな〜注意しましょう。

「テクノストレス症候群(しょうこうぐん)」

【どんな病気?】テレビゲームやコンピューターの画面を、長時間見つづけると、テクノストレス症候群という病気になります。

【主な症状(しょうじょう)】目、首、肩、腕や自律神経(じりつしんけい)などに異常が起こります。目が乾燥(かんそう)してドライアイになったり、目が疲れてものがぼやけて見えたり、目がゴロゴロしたり、充血(じゅうけつ)したりして、痛くなります。頭や肩が重くなったり、痛くなったり、気分が悪くなるなどさまざまな症状が出ます。

【予防】・目安としてテレビゲームなどを40分したら、10分〜15分間は目を休ませましょう。・多くても1日に休憩を入れて4時間以内、1回40分までにしましょう。・夜は目が疲れるので、明るい昼間のうちにするようにしましょう。・画面には、太陽や照明の光が入らないようにしましょう。・目の位置は画面より少し上にして、見下ろすようにしましょう。・ゲームが終わったら、遠くを見るようにして、目を休ませましょう。

目が痒(かゆ)くなったり赤くなる

花粉症(かふんしょう)もそうじゃが、アレルギーが主な原因です。

わたしも春になると花粉症で目がかゆくなります。

「流行性角膜炎(りゅうこうせい・かくけつまくえん)」とは

【どんな病気】ウイルスに感染することによって結膜(けつまく)に炎症が起こる病気です。学校などで集団発生することも多いので、「はやり目」とも呼ばれています。【主な症状(しょうじょう)】目ヤニや強い充血(じゅうけつ)、涙がでる、まぶたが腫(は)れる、目がゴロゴロするなどの症状が急激に出ます。

【原因】かぜ症候群(しょうこうぐん)を起こすウイルスのひとつである、アデノウイルスに感染することが主な原因です。患者さんの目や、目をさわった手にまたさわったり、同じ洗面器やタオルを使うことで人から人へとうつります。

【治療(ちりょう)】抗菌剤(こうきんざい)や炎症(えんしょう)を抑(おさ)える目薬を使います。

園児及び小中高等学校の児童生徒さんへ

【経過と学校への出席停止】流行性角結膜炎は治癒するのに約1〜2週間が必要です。また、第3種学校感染症であり、学校保健安全法において、医師による感染の可能性がないと判断するまでは出席は停止とされています。