見逃していませんか?ストレスの限界サイン
最近なんか体の調子が悪い疲れているなんてことありませんか?
例えば、過労や人間関係のトラブルなど過度のストレスがきっかけとなって、起こる病気にうつ病があります。
うつ病は、一生のうちで15人に一人の割合で、誰にでもかかりうる病気と言われています。
しかし意外にも、うつ病を発症したかたの3/4がうつ病に気付かない、もしくは病院を受診していないそうで自分ではなかなか気づかないことでも有名なんです。
ストレスの限界サインを見逃さないで
しかし、ストレスが溜まりに溜まると体に様々な症状が出るようになります。
これをできるだけ見逃さないようにするのが重要です。
最近皆さんが感じている体の不調は、自分では気づいていないだけで実は、ストレスが溜まりに溜まり限界が近いというサインなのかもしれませんよ。
では、ストレスが溜まりに溜まるとどういった症状が出るんでしょうか?
今回は、ストレスの限界が近い要注意なサインを紹介していきます。
ストレスが限界に達した時に出る症状は、かなりたくさんあるんですが複数の専門家が共通して警告している代表的なものを取り上げました。
ストレスが限界に達した時に出る症状
ストレスが限界に達した時に出る症状は、
- 食欲の変化
- 睡眠の変化
- 性欲の低下
- 心身の不調
- 楽しかったことへの興味が薄れる
こういったものがありますので、順番に説明していきます。
ストレスが限界に達した時に出る症状1・食欲の変化
ストレスがたまると食事が喉を通らなくなる、なんとなくこんなイメージがある方も多いと思いますが過剰なストレスによって食欲が変化することがあります。
実際アメリカの州立大学で272名を対象にした研究では、ストレスが食欲にどのように影響するかを調査したんです。
その結果81%がストレスによって、食欲が変化したことがわかりました。
その中の内訳は、
- 食欲が増加 62%
- 食欲が減少 38%
で、食欲の変化は典型的なサインだそうでうつ病の患者さんの中には、もはや食事に喜びを感じることができなくなり体重が激減してしまう方もいるんだそうです。
最近体重が急に減ってしまった方、もしくは急に増えてしまった方も、もしかしたらそれはストレスが原因かもしれませんよ。
ストレスが限界に達した時に出る症状2・睡眠の変化
アメリカのメリーランド大学で地域医療に関する研究によれば、最近疲れているのに眠れない、こんな感じで睡眠に問題があるとしたらそれは、ストレスが原因の可能性があるそうです。
実際アメリカのヘンリーフォード病院の睡眠障害研究センターで、2316名を対象にした研究によればストレスの多い出来事を経験するほど、不眠症のリスクが増加することが分かっています。
またスウェーデンの国立心理社会学研究所では、仕事関連のストレスレベルが高いと就寝時に落ち着かなくなる傾向にあることが分かっています。
もちろん時々眠れなくなってしまうのは誰もが経験したことがあると思いますが、
- 薬やお酒の力を借りないとなかなか眠れない
- なぜか毎日のように朝起きるのが辛い
- ベッドに入っても全然落ち着かない
- 毎晩何回も目が覚めてしまう
こんな感じで最近以前のように眠れなくなっている、何か睡眠がおかしいこんな状態が続いている方は要注意なんです。
ストレスが限界に達した時に出る症状3・性欲の低下
仕事のストレスが原因でセックスする気になれない。
口に出して言う方は少ないかもしれませんが、結構あるあるだと思います。
そうストレスは、性欲に悪影響を及ぼします。
実際アメリカのベイラー医科大学で339名の男女を対象にした研究見れば、ストレスレベルが高いと性欲や満足度に悪影響を及ぼすことが分かっています。
性欲が低下するのはもちろん、セックスやオナニーをしたとしても満足度まで低下してしまうんです。
中にはストレスでED、つまり勃起不全になってしまう方もいる程の問題です。
ストレスが原因でEDになり、それによってさらにストレスがかかるという悪循環になってしまうケースも少なくないので、性欲の低下も重要なサインになるんです。
ストレスが限界に達した時に出る症状4・心身の不調
日本の精神科医高木陽菜さんによるとストレスが原因で出る症状としては、
心理的なもので言えば
- 抑うつ気分
- 不安感
- 意欲低下
- イライラ感
- 怒りぽくなる
- 集中力低下、
身体的なもので言えば、
- 頭痛
- 腹痛
- 胃痛
- 倦怠感
- めまい
- 下痢
- 便秘
- 肩こり
- 胸焼け
こんな感じで様々な症状が出てくるんだそうです。
それくらいストレスによる影響は大きいということです。
もちろん症状には個人差がありますので、いくつも当てはまるという方は特に要注意です。
ストレスが限界に達した時に出る症状5・楽しかったことへの興味が薄れる
精神科医の渡辺陽一郎さんによれば、
- 楽しかった事への興味が薄れる
- 疲れているのに眠れない
- 好きなことが楽しめない
これが一日中、毎日そして一週間以上続く場合はストレスが限界に達しており、医療機関に行くべきなんだそうです。
睡眠に関しては最初の方にも話しましたが、実は好きなことを楽しめなくなってしまうのも重要なサインです。
限界を超えたストレスは趣味では解消できない
よくストレスは趣味で解消するという方も多いと思いますが、限界まで来るとその趣味ですら興味が薄れ楽しめなくなってしまうんです。
ストレスの限界サインをまとめると、
- ストレスが限界に達した時に出る症状1・食欲の変化
- ストレスが限界に達した時に出る症状2・睡眠の変化
- ストレスが限界に達した時に出る症状3・性欲の低下
- ストレスが限界に達した時に出る症状4・心身の不調
- ストレスが限界に達した時に出る症状5・楽しかったことへの興味が薄れる
当てはまる項目が多いほど危険な状態ということになります。
この説明を聞いて確かに夜は眠れないし、性欲も低下してるし、体調も変かもしれないけど同僚は自分と同じ残業量だしなんなら同僚はもっと働いている。
みんな大丈夫なんだし、自分も大丈夫こう思った方もいるかもしれません。
ストレスのレベルを他人と比べて判断しない
しかしストレスを感じるタイミングや度合いは、人それぞれです。
同じ刺激を受けていても、同僚や上司のようにストレスをあまり感じない人がいる一方、あなたのように多大なダメージを受けてしまう人もいますので、他人が大丈夫だから自分も大丈夫とは言えないんですよ。
ちなみにNASの研究によるとストレスを感じやすい性格としては、
- 自分に自信がない人
- ネガティブな人
- 頼まれたら断れない人
- 人の目を気にしすぎる人
- 他人に気を遣いすぎる人
- 他人の意見に流されやすい人
- 思っている事をなかなか人に言えない
などの性格の人はストレスを感じやすいんだそうです。
皆さんはどうでしょうか?
当てはまっている方は、特に限界サインを見逃さないように注意して下さいね。
ストレスへの対処法
ではどうやって、ストレスに対処したらいいんでしょうか?
ストレス対策には、
- 十分な睡眠をとる
- 好きなものを食べる
- 違う友人と過ごす
この三つがお勧めとのことです。
またこの三つだけではなく、運動したり音楽を楽しんだりなどストレス解消につながる手段を色々試してみると良いかと思います。