元気の日記

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生卵の白身(卵白)は食べない方が健康にいいって本当?

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卵の白身は食べない方がいい

生卵の白身(卵白)に含まれる成分が困り者なのです。生卵の「白身」が、生のままだと必要な栄養の摂取を阻害・排出してしまうようです。調子よく生卵と共に納豆を一緒に食べている方も多いと思いますが、せっかくの納豆の栄養分も阻害・排出されてしまうのです。

卵の白身のアビジンが悪さをする

生卵の白身には「アビジン」という物質が含まれていて、このアビジンが、卵黄や豆類などに含まれる体に必要な栄養素「ビオチン」と結合します。アビシン(卵白)とビオチン(卵黄)は、かき混ぜると両者はすぐに結合し、熱や酸に強い水に解けない物質に変わり、この物質は胃や腸では吸収されず、せっかくビオチンを摂取しても、体内で吸収されずに体外に排出してしまうらしいのです。

このようにしてビオチンが欠乏し、免疫力を低下させてしまう恐れがあります。そして免疫力が低下することで病気や体調に異常が起きてしまいます。

卵の白身を生で食べるとビオチンが不足する

ビオチンは、ビタミンの一種でビタミンHとも呼ばれています。体に必要な栄養素で、細胞の働きを助ける他、炭水化物・脂肪・タンパク質の正常な代謝に必要な栄養分となっています。その栄養分が体に吸収されずに出てしまうなんて意味がないどころか害になります。その例が

・顔や体の湿疹はじめとする皮膚のトラブル
・慢性的疲労・疲れやすさ
・脂肪の代謝障害
・抜け毛
不眠症
・筋肉の痙攣(けいれん)
・血糖値の上昇

などを引き起こすこととなってしまいかえって体に悪い食べ物になっています。

卵の白身の食べすぎに注意

たまに生卵の卵かけご飯を食べる程度なら深刻な問題にはならないようですが、毎日常食しているレベルだと、ビオチン摂取不足を引き起こす可能性があります。毎日のように常食していて上記の症状が続いているなら一度、食べる頻度を減らして様子をみてはいかがでしょうか。

またビオチンは卵黄をはじめ、牛乳や牛のレバー、大豆、ビール酵母などにのも含まれています。実は、腸内細菌もビオチンを生成しているのですが、アビジンをとることによりこれら腸内にあるビオチンを排泄してしまうそうです。この状態が続くと上記のような症状が現れる可能がありますので注意が必要なんです。

最後に

生卵を一度に沢山食べれば、気持ち悪くなり食べるのをやめますが毎日、1.2個生卵を食べたからといって、すぐに具合が悪くなるようなことはありませんが、毎日常食していれば、潜在的なビオチン不足に陥っても不思議はないということです。美味しく栄養豊富な卵も食べ方を間違えるとかえって害になっていましますので少し注意が必要です。

白身の卵白部分を食べる時には、不透明になるまでの加熱をすれば、問題なくなるそうですので、食べる時は加熱してから食べることをお勧めします。半熟の卵が消化吸収に良いと云われる所以かもしれませんね。