元気の日記

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日常のお茶 煎茶とは違った魅力をもったお茶 番茶(ばんちゃ)

番茶とは

番茶(英語:Bancha)とは、チャノキから作られる緑茶の一種です。 やわらかな新芽を原料とする煎茶と異なり遅い時期に摘んだお茶で、成長した葉を使っているのが特徴。さっぱりとした味わいで成分に刺激が少なく、普段使いのお茶として親しまれています。

番茶は下級茶

成長した葉を使って作られる番茶。新芽を使った煎茶と比べ価格も低く「下級なのでは?」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。ところが、京都では番茶が好んで飲まれる文化があり、老舗の京料理屋さんでも食後に出されるお茶は茶色い番茶なのだとか。カフェイン、タンニンの量も少なく、昔の日本人が毎日飲んでいたのも煎茶ではなく刺激のマイルドな番茶です。番茶は、「安い煎茶」ではなく、「煎茶とは違った魅力をもったお茶」なのです。

番茶の種類と効能

番茶には、一般的な煎茶より少ないもののカテキンが含まれ、抗酸化作用や抗菌・抗ウイルス作用、コレステロール改善作用や血糖値の上昇を抑える効果をもつといわれています。

秋冬番茶

夏以降に収穫した茶葉で作られる番茶ですが、中でも三番茶を秋から冬の時期に摘み取って作られたものを秋冬番茶(しゅうとうばんちゃ)と呼びます。 秋冬番茶の特徴は、血糖値を下げる作用があるポリサッカライドという多糖類が多く含まれていること。 ポリサッカライドを抽出したい場合は、容器に番茶と水を入れ、冷蔵庫で一晩寝かせて作るのがおすすめです。

三年番茶

三年番茶とは、摘み取って煎り上げた番茶を三年間熟成させ、さらに焙煎した番茶のこと。 番茶の中でもカフェイン量が少なく、ほとんど含まないともいわれています。 まろやかで甘みのある味わいと香ばしい芳香が特徴で、マクロビオティックでは身体を温める「陽性」の飲み物として扱われています。

家庭でのお手当に使われる「梅醤番茶」とは

刺激が少なく身体を温めるといわれる三年番茶。 この三年番茶にすり潰した梅干しと醤油を加えたものを「梅醤番茶」といい、次のような効果があるといわれています。

  • ・血行を促進し、疲れをとる
  • ・新陳代謝を活発にする
  • ・胃腸を整える

作り方は簡単で、1杯の三年番茶に梅醤を小さじ1杯入れるだけ。 梅醤がない場合は三年番茶に梅干しを丸ごと1粒加えた「梅干し番茶」や自然醸造の醤油を1,2滴加えた「醤油番茶」もおすすめです。

番茶のいれ方

番茶の作り方には、急須でいれる方法と煮出す方法、そして水出し法の3つの作り方があります。

<急須でいれる方法>

  • 1. 急須に、1人前につきティースプーン1杯(4g)の茶葉を入れます。
  • 2. 沸騰したお湯を注いで蓋を閉め、2~3分蒸らします。
  • 3. 器に均等に注ぎ、注ぎ切ります。

<煮出す方法>

  • 1. 鍋にお湯を入れて沸かし、その中に茶葉を入れます。分量は、お湯1.8リットルに対して茶葉ひとつかみ(約15g)ほどが目安です。
  • 2. 弱火で15分ほど煮出します。
  • 3. 茶こしで濾して保存用の容器に注ぎます。

<水出し法>

  • 1. 清潔な保存容器に茶葉を入れ、水を注ぎます。分量は、水1リットルに対して茶葉ふたつかみ(約30g)ほどが目安です。
  • 2. 冷蔵庫で一晩寝かせます。
  • ※この方法は有効成分のポリサッカライドを抽出したいときにおすすめです。身体を温めたい場合は加熱して飲んでも有効成分の量は変わらないといわれています。

緑茶の栄養と身体を温める効果とをもち、気取らずゆったりといただける番茶。 ぜひご家族のリラックスタイムにお楽しみください。

番茶は血糖値を下げるのか

お茶としては低級品として扱われるため安価で、入れ方もお湯の温度を気にせず熱湯で入れることができるので、普段使いの日常(番の)のお茶(番茶)として飲まれています。

低級品と位置づけされている番茶ですが、ほうじ茶同様にカフェインが少ないので、子供や寝る前などでも飲めるやさしいお茶です。また、ポリサッカライドという血糖値を下げる成分が多く含まれてるといわれ注目されています。

番茶には、
一年で一番最後(10月ぐらい)に摘まれた茶葉でつくる秋冬(しゅうとう)番茶、茶葉を乾燥後に3年熟成させた三年番茶などもあります。
秋冬(しゅうとう)番茶にはポリサッカライドがより多く含まれ、三年番茶はカフェインがより少なくなっている番茶のようです。

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