元気の日記

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おみくじの疑問

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神社参拝の方法

  • 1.手水   
  • 神社の鳥居をくぐりましたら、まず手水舎で手と口を清めます。右手で柄杓を取り、左手を漱ぎ次に持ち替えて右手を漱ぎます。そうしたら、柄杓を右手に持ち左手に水を取り口を漱ぎます。最後にもう一度左手を漱いで柄杓を戻します。この間、柄杓に1杯の水ですませます。
  • 2.拝礼    
  • 基本的には、2拝・2拍手・1拝の作法です。(出雲大社教など、2拝・4拍手・1拝というところもあり、常にその限りではありませんが) 2回礼をして、2回手を叩き、もう一度礼をします。
  • 3.授与品を受ける   
  • 神社に参拝に来ましたら、おみくじや授与品を受ける前に、まず拝礼しましょう。もちろん、参拝に来たときに必ず受けなければならないということはありません。

おみくじ

  • おみくじは、占いとは違い、おみくじを引いた人の生活の指針を表すものです。ですから、「大吉」とか「末吉」などの結果が重要なのではなく、そのおみくじに書いてある行動を実践していく過程で運が開けてゆくものです。

おみくじの「運勢がいい順番」

いきなりですが、全国の神社を統括する神社本庁さんにうかがってみると、まずおみくじの順番は各地域によって異なることもあり、一概にどの順番が良いかという明言はできません」とのこと。そう、なんと、おみくじのいい順番って、ひとつに決まっていないんです!

ですがパターンとして

【パターン1】良いものから順に……大吉、吉、中吉、小吉、末吉、凶、大凶
【パターン2】良いものから順に……大吉、中吉、小吉、吉、末吉、凶、大凶

つまりややこしいのは、吉の種類で、吉の中では大吉が一番よく、末吉が凶チームの次にあまりよくないということは共通しつつも、どうやらそれ以外は各神社や地域によって違いがあるみたいです。

明治神宮

参拝者数1位と言われる明治神宮では、そもそも吉凶が書いてありません。

明治神宮では「大御心(おおみごころ)」という明治神宮独自のおみくじを採用しており、明治天皇昭憲皇太后が詠んだ和歌の中から厳選した30首に解説文をつけたものを「大御心」と題して授与しているようです。いわゆるおみくじとは違って味わい深いものです。

明治神宮のおみくじの順番】明治神宮のおみくじにはそもそも「吉凶」の概念が存在しないんです。

成田山

千葉県・成田にある成田山。こちらも初詣には約300万人もの方が訪れます。
1月1日~28日の期間限定で、おみくじの自販機が設置されていることでも有名です。成田山の方におみくじの順番は

成田山のおみくじの順番】
大吉、吉、半吉、小吉、末吉、凶

半吉という新キャラが登場しました。位置的に考えると他の神社で言う「中吉」のような存在でしょうか。成田山で「半吉」を引いた方はそこそこいい順番と思っておくとよいです。

浅草寺

浅草寺は「凶が出やすい」と話題です。

浅草寺のおみくじの順番】
大吉、吉、半吉、小吉、末小吉、末吉、凶

半吉末小吉など独特な表現があります。頭がこんらんしてきてきます。また浅草寺では、100本あたり、どの吉凶が何本かというものが厳密に決められているようです。

浅草寺のおみくじの比率】
大吉:17本
吉:35本
半吉:5本
小吉:4本
末小吉:3本
末吉:6本
凶:30本

約3分の1が凶! 「凶が出やすい」のは「なんとなくそんな気がする」ではなく「確かな数値に基づいている」からなんです。

日枝神社(ひえじんじゃ)

  • 大吉、中吉、小吉、.吉、半吉、末吉、末小吉、凶、小凶、半凶、末凶、大凶

凶だけでも、5種類もありました。

伏見稲荷大社

伏見稲荷大社は、以下のように17種類もの吉凶に分けられています。

  • 大大吉、大吉、向大吉(むこうだいきち)、末大吉(すえだいきち)、吉凶末分末大吉(よしあし いまだわからず すえだいきち)、吉、中吉、小吉、後吉、末吉、吉凶不分末吉(きちきょう わかたず すえきち)、吉凶相交末吉(きちきょう あいまじわり すえきち)、吉凶相半(きちきょう あいなかばす)、吉凶相央(きちきょう あいなかばす)、小凶後吉(しょうきょう のち きち)、凶後吉(きょう のち きち)、凶後大吉(きょうのちだいきち)

大大吉はかなり縁起が良さそうです。しかし、伏見稲荷大社のおみくじの順番を覚えるのは、大変です。

東京大神宮

縁結びで女性に人気、東京大神宮には、恋愛に関するおみくじが何種類も置いてあります。
そのなかでも、縁むすびみくじは、小野小町など有名な歌人がよんだ恋の歌と、花の絵が書いてあるんです。
また、おみくじからは、花のいい香りがします。
本のしおりとしても利用できる形になっていて、カワイイです。

秩父神社(埼玉県)

秩父神社は、恋愛系のおみくじが豊富で、「幸せおみくじ」というおみくじは、水につけるとおみくじの内容が浮かび上がる仕組みになっているんです。
見た目もカワイくてついひきたくなります。

阿佐ヶ谷神明宮

阿佐ヶ谷神明宮では、月みくじというおみくじがあります。
この神社オリジナルのもので、誕生月のものを引くおみくじです。
月みくじには、大大吉も入っているそうです。大大吉を引いてみたいです。

川越氷川神社

女性に人気「鯛みくじ」川越氷川神社の、「一年安鯛みくじ」と「あい鯛みくじ」は、竿でおみくじを釣ります。
色も、「一年安鯛みくじ」は赤色、「あい鯛みくじ」はピンク色でかわいらしく、女性から人気です。

八重垣神社

池に浮かべて占う八重垣神社には、良縁の占いができるおみくじがあります。
八重垣神社にある『鏡の池(かがみのいけ)』に「占い用紙」浮かべ、10円もしくは100円を乗せると、文字が浮かび上がり、用紙が早く沈むと近いうちに良縁が訪れるそうです。
また、近くに沈むと近くにいる人、遠くに沈めば遠くにいる人と結ばれると言われています。

おみくじの意味

おみくじには、吉凶だけでなく「仕事」「失せ物」「旅行」「商売」など、おみくじの意味についても書かれています。
そのなかでも、『待ち人』『縁談』『恋愛』の違いはわかりますか?
ここでは、おみくじでよく見る、それぞれの意味について紹介します。
一般的なおみくじの意味は、以下の通りです。

  • 待ち人 : 良い方向に人生を導いてくれる人
  • 失せ物 : 失くした物・失った物・落とし物
  • 旅行 : たびだち 出かける・旅行する
  • 商売 : 売り買いすること・商売
  • 学問 : 勉強・勉学
  • 相場 : 株・株式相場
  • 争事・争い事 : 他人とのいさかい・ケンカ・訴訟
  • 恋愛 : 恋心・恋愛
  • 転居 : 引っ越し・移住
  • 出産 : 出産
  • 縁談 : 結婚相手・結婚に関する出会い
  • 探し物 : 探している物
  • 方位 : 良い・悪い方角・方位
  • 抱え人 : 使用人・雇用人
  • 走り人 : 失踪した人・居なくなった人
  • 造作 : 家の建築・改築
  • 土木 : 土木工事・家の建築

「商売」「学問」といった、多くの人が気になる内容から、「抱え人(雇用人)」「土木(家の建築)」といった珍しい内容まで、人生に関係する幅広い内容が扱われています。

「待ち人」「縁談」の意味

おみくじを引くときに、恋愛に関する内容が気になったことはあります。
『縁談』『恋愛』の意味はどう違うの?などと混乱したことがある方もいるかもしれません。

そこで、恋愛に関するおみくじの意味を紹介します!
「待ち人」は、良い方向に人生を導いてくれる人
「縁談」は、結婚相手・結婚に関する出会い
「恋愛」は、文字通り恋愛について
待ち人(良い方向に人生を導いてくれる人)は恋愛のことだけではなく、仕事においてのパートナーも含まれるんです。

引いたおみくじは

おみくじを引く場所の近くには必ずといっていいほど、おみくじを結ぶ場所があります。

結ぶ場所があるということは、引いたおみくじは結んだ方がいいのかな、と思ってしまうかもしれません。
また、大吉だとそのまま持ち帰り、凶だと結んで帰るという話をきいたことがあるかもしれません。
ここでは、引いたおみくじを結ぶべきか?持ち帰るべきか?
あなたのお悩みにお答えします!
結論から言うと、おみくじは結んでも、持ち帰ってもどちらでも大丈夫です。
なぜ、結んでも持ち帰ってもどちらでも大丈夫と言えるのでしょうか?
以下、日本の多くの神社を取りまとめる神社本庁の説明を紹介します。

「おみくじ」は単に吉凶判断を目的として引くのではなく、その内容を今後の生活指針としていくことが何より大切なことといえます。 また神社境内の木の枝に結んで帰る習わしもありますが、持ち帰っても問題はなく、引いた「おみくじ」を充分に読み返し、自分自身の行動に照らし合わせてみたいものです。
お参りのいろは おみくじについて 神社本庁 より

単に吉凶を知るだけではなく、おみくじの意味など、おみくじの内容を生活の指針としていくことが大切なんです。そのため、おみくじは結んでも持ち帰っても大丈夫です。

凶のおみくじは

おみくじは結んでも持ち帰ってもどちらでも大丈夫ということがわかりましたが、
凶の場合はどうでしょうか?

やはり、凶がでると落ち込んでしまいがちですよね。 しかし凶の場合も、おみくじは結んでも持ち帰っても、どちらでも大丈夫です。
なぜなら、おみくじを引いたときに大切なことは、吉凶の判断ではなく、
そのおみくじの内容をこれからの生活の進むべき方向に活かすことなんです。
だから、おみくじを持ち帰ることで、何度も読み返せるほうが、これからの生活に活かしやすいかもしれません。

おみくじは1000年以上続く

ここまで、おみくじの順番や意味、結ぶ?持ち帰る?などを見てきました。

ここでは、1000年以上続くおみくじの歴史について、簡単に紹介します。
今度、友達とおみくじを引くときに、思わず豆知識を披露したくなっちゃうかもしれまん。
そもそも、おみくじとは「決めごとをするとき、神さまの意見を知るためにおこなう占いのひとつ」です。
おみくじとは、占いのひとつなんです。
720年に編纂した『日本書紀(にほんしょき)』という歴史書には、おみくじの原型である「短籍(ひねりぶみ)」がおこなわれたとあります。
この短籍(ひねりぶみ)とは、紙や木などでくじを作り、吉凶を占ったものです。
1000年以上前からおみくじの文化が続いているってすごいです。

そののち、天台宗延暦寺のお坊さんである元三大師良源(がんざんだいしりょうげん)が、「元三大師御籤(がんざんだいしみくじ)」をつくり、さらにおみくじは日本全国に広がりました。
「元三大師御籤(がんざんだいしみくじ)」とは、箱の中の100本の棒から1本を取り出し、それに記された番号に対応する漢詩によって吉凶を占うものです。
当時は、100本のなかに大吉は16本、吉は35本、その他の吉は19本、凶は30本という割合が決まっていました。吉が51本で、凶が49本と、微妙に吉の方が多いです。
また戦国時代には、明智光秀(あけちみつひで)という武将が本能寺の変の直前、京都府にある愛宕神社(あたごじんじゃ)で、大吉が出るまで三度おみくじを引いたという文献も残っています。
おみくじは昔から、大事なことや悩み事を決めるときに使われていたんです。

おみくじの引き方

神社やお寺にお参りする前におみくじを引いるかたもお見受けしますがまずはお参りしてから、おみくじを引きましょう。
1000年以上続く、おみくじの歴史でも伝えたように、おみくじは、「決めごとをするとき、神さまの意見を知るためにおこなう占いのひとつ」です。
願い事を神さまに聞いてからでないと、神さまの意見を知ることはできません。
だから、お参りをしてからおみくじを引くことを心がけましょう。
場合によっては、それぞれの神社やお寺でおみくじの引き方が異なることもあります。
おみくじの引き方が気になる場合は、神主さんやお坊さんに聞いてみましょう。

珍しいおみくじがある神社お寺

日本全国、多くの神社やお寺におみくじは置かれています。
ぜひ近くの神社やお寺の授与所や社務所におみくじがあるか見てみましょう。
また、ホトカミの現在地検索を使えば、近くの神社やお寺を地図から見つけることができます。ぜひ活用して、近所の神社やお寺を探してみると楽しいです。

まとめ

おみくじの順番は、大吉>吉>中吉>小吉>末吉>凶であることや、縁談は結婚に関する出会いであるなどおみくじの意味も紹介しました。
おみくじを引いて、自分の吉凶が分かったら、ぜひ持ち帰って生活に活かしてみてください。
また、もしその結果をもとに生活がより良くなったら、おみくじを引いた神社やお寺にお礼にお参りしてみてはいかがでしょうか?
【47都道府県別】おみくじを引ける神社お寺